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2022年の備忘録

「仕事以外にもいろいろあったよね、楽しかったよね」ということを忘れてしまう前に、残しておきます。思い出したら追加するかも。

■2022年の映像

▼PICK UP

  • Love, Death & Robots Seasen 3

ファンタジーアニメ短編集のシリーズ3。特に最後の『彼女の声(原題:Jibaro)』が凄いから見て欲しい。メイキングは以下から。

※メイキングの日本語字幕版はこちら

▼ドキュメンタリー

  • Trainwreck: Woodstock '99

映画好きのヘアサロンの担当さんに教えてもらった。極限状態に置かれた人間集団が狂っていく作品は多々あるが、現実に起きたコレを見れば十分ではないか、という気すらしてくる。とにかくUgly。

  • SKANDAL! Bringing Down Wirecard

感想を一言で言うなら「こっわ!」。FT記者の命懸けの調査報道は、ジャーナリストかくあるべしという感じ。

▼SF

  • Don't Look Up

序盤は危機管理と世論操作の拙さがあまりに非現実的に感じて見るのが辛かったが、中盤以降、特にティモシー・シャラメが出てきてからはリアリティとかどうでもよくなった、美し過ぎて。ラストは期待通りで満足。

  • The Cloverfield Paradox

「イベント・ホライゾン」的な異次元SFホラー感をまあまあ楽しみつつ、三部作とか知らなかったのでラストはポカーンとしてしまった。物理法則はザルい。

  • The Midnight Sky

「人間文明の終わりをどのように迎えるか」というテーマの作品は優先的に見る。スケールはでかいがこじんまりとした静かな作品だった。しかし、現実には北極圏、放射能の到達まで少しでも生きながらえようとする人々で溢れかえりそうな気もする。

  • 攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2

待ちに待ったSAC_2045の完結編。最後ちょっとついていけなかったので誰か説明して欲しい。

  • Cyberpunk: Edgerunners

ゲーム「Cyberpunk 2077」の世界観で作られたBoy Meets Girlもの。ゲーム自体に興味があるのだけど、プレイする時間はないので世界観を楽しむにはよかった。個人的には英語+日本語字幕で見るのがおすすめ。ちなみに2020年に出てるコンピレーション・アルバム「CYBER SYNTH 2077」はレトロウェーブ好きにはたまらんです。

▼ダークファンタジー

  • Wednesday

とにかくジェナ・オルテガちゃん演じるウェンズデーがかわいいので見て欲しい。

  • Errementari

いやー、これは思いがけない良作だった。地獄のビジュアライズもよくできていた。推し!

  • Guillermo del Toro's Cabinet of Curiosities

ギレルモ・デル・トロ版「世にも奇妙な物語」。ラヴクラフト作品が1つ入ってます。クトゥルフの映像化はとてもうれしい。ちなみに日本では田辺剛さんという方がラヴクラフト傑作集を漫画化していて、これが本当にすばらしいです。

▼ヒューマン

  • 東京ゴットファーザーズ

「公開時からずっと気になっているけど、一度も観たことがない」という作品がいくつかある。これもその1つ。古き良き90年代の日本のアニメだなぁと思ったけど2003年の作品なのか。でもすごく懐かしい感じがする。

▼ロマンス

  • 花様年華

これも公開当時から知っていたが、田舎の高校生が見ても途中で寝てたと思う。今ならこの映画のよさがわかる。大人になった。

▼歴史

  • 平家物語

完全に感情移入して800年前に生きていた人たちに思いを馳せた。原作は古川日出男さんの訳なのか、なるほど。

▼アクション

  • Top Gun: Maverick

2022年、映画館で見た唯一の作品。一緒に見た夫がとても楽しそうだったので満足。

  • 仮面ライダー BLACK SUN

「仮面ライダー BLACK」「仮面ライダー BLACK RX」世代だったので見るしかなかった。特撮なのにグロくて確かにこれはR18。変身する時の指ぬきグローブをギリギリと握り込むシーンが心底好き。主題歌も昔から好きで未だに歌えるのだけど、阿木燿子&宇崎竜童なのね、納得。

■2022年の音楽

Rina Sawayama

9年前にSoundCloudで「Sleeping in Waking」を聞いて以来、新しい曲が出たら必ず聞くようにしていたRina Sawayama。今や日本のカラオケでも曲が配信されてるくらいメジャーになっているわけですが、今年のサマソニに出てたことを出演後に知った時は「私は何のために働いてるんだろう」と自問自答しました。1月の東京ガーデンシアターは這ってでも行きます。

■2022年の本

三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾

仕事柄、文章に携わることが多いが、ここ数年は自分が書くよりも他人が書いたものを編集することが多くなった。アドバイスだけのこともあれば、直接手を加えることもある。いずれにしても私が考える「いい文章」のイメージに基づいてフィードバックをするわけだが、このストレスがものすごい。「お前のアドバイスは本当に正しいのか」「独りよがりの理想を押しつけているだけなのではないか」という不安に駆られ、救いを求めるように手に取ったのが本書。自分ではあまり意識していなかったテクニックが言語化されていて、そうズレたことをやっていたわけではなさそうだとわかったし、何より「私は文章というコミュニケーション手段を大事に思っているのだなあ」と再確認した。ならば、他人の書いたものだろうが何だろうが、その人の「伝えたい」を叶えるために、私にできることをやっていくしかない。文章に向き合う勇気と少しの自信をくれた一冊。

スノウ・クラッシュ〔新版〕

2022年に読んだ唯一のSF小説。言わずと知れた「メタバースの原典」。大衆向けの映画化は、ヒロインの年齢設定を変更しないと難しそう。

■2022年の正解

Apple Music

キュレーションやリコメンドのクオリティが群を抜いている。少し値上がりしたけどこれからも使うだろう。私の好きなPurple Disco MachineのNYE 2023 DJ mix を貼っておく。

iPad mini とApple Pencil

電話のできない大きなiPhoneという感じで使っている。電子書籍はもっぱらこれで読む。また、食事しながらニュースをチェックしたりドラマを見たりするのにちょうどいい。今のところメモ帳としては機能していない。

Bose QuietComfort Earbuds

ノイズキャンセリング最高。出社する日が増え、片道1時間かかる通勤をいかに有意義に過ごすかが重要になった。最初は地下鉄の騒音に負けない音量にして音楽やポッドキャストを聞いていたのだが、毎日ほぼ最大に近い音量で聞いてることに気づき、「これはやばい」と SoundSport wireless headphones から買い替え。私も例に漏れず初期不良にあたってしまい即交換したが、交換自体はスムーズで、新しく届いた Earbuds は今もまったく問題なく使えている。ジムで走る時に首に絡みついて邪魔だったコードもなくなって、一石二鳥だ。

FIOLE クオルシア カラーシャンプー パープル

ハイライト入りのヘアカラーをしていると徐々に色が抜けてヤンキー化してくるのでそれを防ぐために使い始めたのだが、いい感じだ。リピート中。

■2022年の新世界

秋に旅行した貴船神社と瑠璃光院で苔に癒やされ、いつでも手元に置いておきたい欲が高まった。最終的には自宅の庭を苔庭にしたいが、とりあえず苔鉢から始めてみている。最近は電車から見える森や林が苔に見えます。

■2022年の旅

京都(年越し)

Ace Hotel Kyoto に宿泊。年末年始の素泊まりは食事の調達が大変ということを学んだ。

広島・厳島・呉・尾道

瀬戸内海に来るたび、ここに住みたいと思う。

芦ノ湖

箱根ホテルに宿泊。建物とロケーションから醸し出される非日常の雰囲気がすばらしく、今にもドラマティックな事件が起こりそうな火サス気分を味わう。

京都(秋)

年末年始には行けなかった蕎麦屋に行けたし、年末年始に前乗りして一人で行ったラーメン屋に夫を連れて再訪できたので満足。

金沢(年越し)

また一人で前乗り。すでに日本酒と寿司を堪能し、旅の目的は半分達成している。

■2022年のアフタヌーンティー

  • パークハイアット京都「The Living Room」

  • ANAインターコンチネンタル東京「花梨」

  • フォーシーズンズホテル東京大手町「THE LOUNGE」

  • パークハイアット新宿「The Peak Lounge」

  • ザ・リッツ・カールトン京都「The Lobby Lounge」

スイーツに関しては「飽きない」「もたれない」「食べ切れる」以外にさほど期待することがなく、どちらかというとアミューズの充実度と空間が重要なのだが、フォーシーズンズホテル東京大手町の非日常感はよかった。アミューズに関しては、やはりパークハイアット新宿が別格。


以上、2022年の備忘録。2023年も、心躍る出会いとセンス・オブ・ワンダーがありますように。

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