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Cosotto mix『怪談短篇3作品』終了しました。

もう1か月程前になりまして恐縮なのですが、
Cosotto mix『怪談短篇3作品』
おかげさまで全公演無事に終了いたしました。
全公演満員御礼。
ご来場頂きましたお客様、応援して下さった皆様、誠にありがとうございました。

あまり公言しておりませんでしたが、
実は今回初めて自分で企画制作した芝居でした。
プロデューサーをやってみましたよ。
いや本当に大変だった。死ぬかと思った。
勿論、発案は私ですが、運営はCosotto mixのメンバー全員でやりました。

元々ちょっと野望があって、
それは数年先にやりたいなと漠然と思っていたりしたのだけど、
とある声の仕事の飲み会の席で大先輩にお酒の勢いも借りて野望の話をした所、先輩は急に真顔になって私にこう言ったのでした。

「長尾ちゃん、やるなら数年先とかじゃなくて今やらないと。今やらないでどうするの?」

先輩はご自分の演劇団体を持っていて、声の仕事もバリバリこなして本当にお忙しい方だけど、定期的に企画して舞台はやっていらっしゃって。とても精力的に動いていて。
先輩ほど忙しくもない自分が何を守りに入ってるんだろうか、と飲み会の帰り道にもやもやしながら帰宅した数日後。
Cosottoのメンバーの升田智美氏と飲んでいた時に、
「夏に怪談なんてやりたいよねー、古民家とかお寺とかで」という話になり、先日のそのもやもやも手伝ったのとちょうどCosotto mixの1回目公演の前だった事もあり、勢いづいてやろうという流れになり、あれよあれよという間に公演をやることに決まったのでした。

私はこうやって物事がすんなり動いて行くのはタイミングとかご縁だと思ってます。いくら前のめりでも全然進まないときもある。
だから流れが来た時には、損得勘定でなく動物的な勘で動く事にしてる。
今回も正にそんな感じだった。バーッとタイミングが合っていく感じ。

会場も最初はお寺ではなくて昭和初期の古民家に会場が決まっていたのですが、人数が多いと家の耐久性が保証出来ない(家の床が抜けるかも)という話が出たので、急遽別の場所を探して正洞院さんをお借りする事に。
正洞院さんの住職さんがものすごく協力してくださったのと、本堂が演劇に非常に適している空間だった事、お寺の装飾だったり御本尊様が居る事、線香の香りとか、色んなものが公演の手助けになって力を貸してくれて、結果、本当に良い場所で公演を出来ました。
場所を提供してくださった正洞院さんには心より御礼申し上げます。

そして、今回とても素敵な役者さん達が参加して下さって、本当にもうこれも有難い話で。
芝居はどんなに脚本や演出が良かったとしても役者の力が不可欠。
腕があって魅力的な方が集って下さった。
おいちゃん、アニー、新原さん、アキちゃん、ハヤタさん、しづマさん。
この方々のお力添えなくしては、公演は出来なかった。
劇場でない場所での公演で色々なスタッフワークにも快くご協力をして下さって、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして公演のお手伝いをして下さった、稲垣希さんと堀江あや子さん。
色々な手一杯な私達に代わってサポートをして下さって、ものすごく助かりました。ありがとうございました。

作・演出を引き受けて下さったJungle Bell Theater(ジャングルベル・シアター)の浅野さん。
最初は新作1本、旧作2本の予定が筆がのって、結果2本新作を書き下ろしてくださった(笑)。怪談とタイトルに銘打ったけれども、3本目のあの終わりはやっぱり浅野さん独特のセンスなんですね。
本来ほっこり優しい世界感を描くのがピカイチの浅野さんが、どんな怪談話になるのかなあと思っていたのですが、あそこに着地するのが素敵なんだなあと思いました。ご一緒出来て本当に良かった!!

プロデュースしてみて思ったのは、自分の器の小ささと思った以上にやる事が多くて気配り目配りが大切で、何よりも沢山の人に支えて貰ってやれたんだなあという事。
迷惑をお掛けしたことも多々ありましたが、やってしまった事は仕方ないので、きっちり反省して自分の中でフィードバックして二度と同じ事はしないように。
こうやって沢山失敗して積み重ねて、徐々に形になっていけば良いなあと思ってます。
Cosotto mixのメンバー、升田さん・國崎さん・篠崎さんは一生頭が上がらない。沢山助けて貰いました。
そうこう言ってますけどもね、私は楽しかった!
これを糧にしてまた何か楽しい演劇をやれたら良いなあと思っております。

また劇場でお目にかかれるよう精進いたします。

関わって下さった全ての方に感謝をこめて。

ありがとうございました。



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