わたしと一緒に流しませんか?
今朝起きたら調子が良かったので、その勢いでいろいろ家事を済ませました。
朝起きた瞬間に、調子がいいかどうかって分かるんですよね。
調子がいい時はパーッと視界が明るいのです。今朝はそれでした。
ずっとやりたかったレベル3のトイレ掃除。
便座を外して磨いたり、床と壁を念入りに拭いたり、便器の外側と裏側をピカピカにしたり、それがレベル3です。
普段はレベル1。なのでけっこう疲れました。
今日はもう爪痕残せた。あとはどこかのタイミングで散歩するだけです。
不要不急の外出はダメだけど、気分転換の散歩くらいはいいのかな?
トイレ掃除をしていると、ふと昔のことを思い出すんですよね。
以下、大したことない話だけど、引っ張られそうな方はスルーして下さい。
中1の時に、知らない大学生くらいの男の人に、公衆トイレの個室に閉じ込められたことがあるんです。
学校から帰宅途中に「クラスの鈴木くんの兄なんだけど、話があるみたいで、ちょっとついてきてもらっていいかな?」と声をかけられました。
わたしは素直にそれを信じて、ついて行ってしまったんです。
鈴木。よくある苗字ですよね。
で、結果、公衆トイレの個室に連れ込まれて、まだ買ったばかりの制服とお気に入りのツンパは破られるわ、首締めかけられるわ、膝に傷を負うわ、お盆と正月が一緒にきたみたいな、しっちゃかめっちゃかの大騒ぎでした。
わたしは運が良くて、男が個室の鍵をしないままだったので間一髪で逃げることができたし、なんせわたしはその頃陸上部、そして靭帯を怪我する前のノリノリの時期、尚且つズボラなわたしは針をつけたままのスパイクを持っていたので応戦できました。
ズボラで助かった。ナイスズボラ!
きっとウサインボルトとゴールでハイタッチできるくらいの速さだったと思う。あのダッシュを顧問が見ていたら、次の大会に短距離で出場していたに違いない。
最後の砦は守ることができた。
本当にわたしは運が良かった。
まぁ一応、しばらくは若い男の人が怖かったし、男が来ていた服の手触りは忘れられなかったので、服屋さんでたまたま触ってしまった時には恐怖でした。
首を触られるのもとても嫌でした。
中1になってすぐの春の出来事だったので、マフラーを巻く時期じゃなくて良かった。
それでも時が経てば忘れていくし、高校に入ってアルバイトを始め、あの時の男と同い年くらいの大学生の男の子たちととても仲良くなれたので、印象が180度変わりました。
もちろん今は「あんなことあったなぁ」って言えるし、マフラーもぐるぐる巻きだし、あの手触りの服を触っても気にもとめないです。
でもいまだにあの経験から公衆トイレには入れません。
・・・というのは嘘で、あまり衛生的じゃないからという理由。ピンチの時には普通に入りますよ。もちろん紙の有無、そしてバッグにティッシュが入っているかを確認したのち。
本当にわたしは、運が良かった。
そんなことを思い出しつつ、トイレ掃除してました。
とことんピカピカにしてやったぜ!便器がまぶしい!
「苦しめる過去と自分は本質的には無関係」
アニメの言葉だけど、わたしは心に響きました。
さっき話したことはわたしの中で苦しめる過去ではもうないけれど、もし、いろんな事で苦しんでいる人がいたら、この言葉を伝えたい。
トイレ掃除やっつけると、ちょっぴり前向きになれる。
ウンコと一緒に、わたしと一緒に、いろいろ流しちゃおうよ。