Eテレってすごい
一歳の次女はイタズラ盛り。
あらゆるものに興味を持ち、手を伸ばすので、目が離せない。
ヒヤッとすることも多くなった。
彼女の定番のひとつが、電化製品のコンセントを抜くことである。テレビがついている最中でも抜いてしまって危ないので、次女がいる部屋のテレビははじめからコンセントを抜いてある。
ある日の夕方、夕食まで手持ち無沙汰だったのでEテレをつけた。『いないいないばぁ』からの、王道コースである。観始めるとすぐにテレビに向かって行ったので、「また抜くなぁ」と思って止めようとしたのだが、ディスプレイに近寄っただけでコンセントには触れもしない。釘付けになって番組を観ていた。
今まで、ニュースもドラマもバラエティもお構いなしにプチっと切られていたのに。
一歳児でも、番組の好みはあるのだとわかった。テレビは、ピカピカしているだけの箱ではなかった。もちろん子ども向けに作られているのは承知していたが、こんな赤ちゃんにもその魅力が伝わっていることに驚いた。『ニュースやドラマやバラエティはおもしろくないけど、Eテレはおもしろいから、観たい。だから、コンセントは抜かない。』という思考ができているのだ。
また、コンセントを抜いたらテレビはつかないことを、次女が理解していることもわかった。壁から出ているヒモを、単に引っ張りたいだけではなかったのかもしれない。もしかしたら、自分に構わずバラエティを観て笑っているわたし達に怒って、テレビを消していたのかもしれない。
思いのほか、うちの次女は大人だった。
大変失礼いたしました。
そして、それに気づかせてくれたEテレさんに感謝します。
今後ともよろしくお願いします。
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