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01. 家づくりのはじまり|鎌倉の家づくりのはなし

鎌倉に住みはじめて、もうすぐ丸5年。
注文住宅の家づくりをすることになりました。

自分の人生で家を建てる日が来るなんて、
夢にも思っていなかった私。
だれかと暮らすということは、ときどき、
想像をはるかに超える体験をさせてもらうことがあります。

きっと人生に一度のことなので、
この家づくりの日々をしっかり記録しておこうと思います。

まずは、私たちについて

そもそも、私たちがどんな家族で、
どうして鎌倉で家づくりをすることになったのか、
背景からかんたんにお話しさせてください。

■ 自己紹介
夫:34歳、会社員、横浜育ち。登山やキャンプなどのアウトドアが好き。鎌倉にきてサーフィンを始めた。即断即決。実家は庭つきの一軒家。
私:34歳、フリーランス、東京生まれ。料理やアート鑑賞、旅行が好き。おっとり。マンション育ち。
娘:1歳半、鎌倉生まれの保育園生。犬とバナナが好き。

2016年の春に、夫の赴任先だったフィンランドから帰国して、「自然のそばで、週末をゆっくり過ごせる場所に住みたい」と鎌倉へ。2019年に長女が生まれ、今は海の近くで、家族3人のんびり暮らしています。

どうして家づくりをするの?

ひとことで言うと、自分たちの理想の家づくりをすることが夫の夢だったからです。

夫の子どもの頃の夢は大工さん。

今でも、部屋の間取り図をみたり、近所を散歩して建物を見るのが好きで、暇さえあれば、SUUMOで物件情報を探したり、近所の土地の売却情報をこまめにチェックしているような家好きです(たまに不動産さんか!とつっこみたくなってしまうほど)。

もともと親が転勤族で、子どもの頃に引っ越しが多かった夫にとって、愛着を持って“故郷”と思える街がなく、いつか家を建てて、自分にとって帰る場所をつくりたいという話をしていたのを覚えています。

一方で、私はずっとマンション育ちだったので、マイホーム願望というものがあまりよく分からないのですが、クリエイティブなことが好きなので、今回もなんだか楽しそうだなと思って参戦することにしました。

どうして注文住宅なの?

夫はこだわりが強く、「理想の家じゃないのならいらない」とはっきり。

住むエリアや、家の広さ、庭、空間のこだわりなど、自分の中ですでにある程度のイメージがあったので、出来合いの家や、カタログから選ぶタイプの家づくりではなく、ひとつひとつを自分たちで選んでいくオーダーメイドの家づくりを選びました。

結婚式も、鎌倉の古民家を借りて、友人たちを巻き込んだ手作りウェディングをしたり、わりと自分たちであれこれアイディアを出したり話し合うのが好きな私たち。

注文住宅の方が楽しそう、というのがシンプルな理由です。

なんで鎌倉にこだわるの?

もともと鎌倉の前は、夫の仕事の都合でフィンランドに住んでいました。首都のヘルシンキは都心にも緑豊かな公園や湖があって、自然が暮らしの真ん中にあって、自然に寄り添うようにシンプルに暮らすフィンランド人にすっかり感化されてしまい。

帰国するタイミングで、東京を離れてもいいかもね、という話になり、東京にも通える距離で、自然を感じながら暮らせる鎌倉を選びました。

そして、実際に住めば住むほど、のんびりとした雰囲気・人がおおらか・子育てしやすい・地域の食材が美味しいなどの点で、鎌倉(というか材木座のまち)がどんどん好きになり、ちょうど子どもが生まれた頃から、家を建てるならやっぱり材木座がいいなと妄想話をしていたのです。

いよいよ家づくり、スタート。

家づくりの話がでたのが1年前くらい。いい土地が見つかったら動きだそうという感じで、夫は気長に土地探しをしていましたが、私の中ではまだぼんやりとしていて、材木座で見つかるといいけど、現実はなかなかむずかしいんじゃないかなと、どこか他人事のように感じていました。

そんななか、今年に入って急展開!
夫がまめに近所を散歩(調査?)していた甲斐があり、探していたエリアで、広さなども希望の条件を満たす、理想の土地を見つけることができたのです。

何かを待ち焦がれているとき、
あれこれ足掻いてみても、どうにもならないときもあれば、
物事がうまくいくときは、ほんとうに突然やってきてトントンすすんでいくもので、あっという間に、土地を契約。

こうして、私たちの家づくりがはじまりました。

つづく ⇢

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