Atletico Madrid VS FC Barcelona
こんばんは。
今回はラリーガ第16節アトレティコマドリード対バルセロナの試合を分析していこうと思います。
試合について
今回の試合は、前半でのバルセロナの攻撃の狙い所に対しての、アトレティコの修正の早さに驚かされた試合でありました。
また、バルセロナのデヨングとブスケツの2ボランチの使い方に対しても面白いと感じた試合でもありました。
フォーメーション
ホームチームであるアトレティコマドリードはいつも通り、4-4-2を組んでいました。
アウェイチームのバルセロナは4-2-1-3のフォーメーションを組んでいました。
バルセロナの攻撃のキーマン
バルセロナの攻撃のキーマンとして、やはりペドリとガビを起点に攻撃をしている印象だったと思われます。左サイドバックのバルデが高い位置を取り、ペドリが中に入り、ゲームを組み立てる形がよく見られたと思います。しかし、今回の実際のキーマンはデヨングであると考えます。
なぜ、デヨングがキーマンであったかというと、デヨングの立ち位置によって、アトレティコのマークを釣り出すことが可能になり、ペドリやガビが生きるスペースが生まれるからです。
このことから、今回の試合では、デヨングの立ち位置でバルセロナの攻撃の良し悪しが決まっていたと考えられます。そのため、この試合での攻撃のキーマンはデヨングであったと考えられます。
アトレティコの守備の修正
一方アトレティコとしては、バルセロナにやられてしまっていた箇所の修正を前半の試合中の内に修正を行いました。どの箇所を修正したのかというと、アトレティコの右サイドのマークのつき方にあります。
実際、サイドバックのモリーナがバルセロナのウイングのペドリを、右サイドハーフのジョレンテがバルセロナのサイドバックのバルデを見る形になっていました。このことにより、バルデが高い位置にとっているため、ジョレンテがほぼ最終ラインまで下がることになり、また、ぺドリはほとんど中でプレーするため、モリーナは捕まえることがなかなかできずにマークも中途半端かつ、守備時のポジショニングも最終ラインを揃えるだけになってしまい、右サイドにスペースを空ける形になっていました。そのため、そこのスペースをぺドリやガビ、デヨングに上手いように使われてしまい、何度もピンチを招く形になっていました。
ここで、アトレティコとしてはモリーナのマークをバルデに、ジョレンテのマークをぺドリに変更しました。このことにより、ぺドリはゲームを組み立てるために、バルデよりも低い位置でボールを受ける動きをする為、ジョレンテがなるべく前からのプレッシングをかけれるようになり、アトレティコのプレス開始の位置を高めからかけれるようになるとともに、カウンターもよりしやすくなっていったように感じます。(正直、ハーフタイムを挟まずに前半の内に修正をどうしたのかをシメオネに聞きたいです笑)
最後に
結果としては、1−0のバルセロナの勝利ではありましたが、アトレティコの修正力の速さにとても驚かされる試合ではありました。自分としても、もしチーム作りをしていくのであればこのようなチームを目指さす必要があると学ばされる試合でもありました。ぜひ良ければ前半だけでも見ていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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