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♡ただ喋りたいだけ♡ #방탄소년단 私のバイブル「BTSを読む」

タイトルにあるとおり「BTSを読む」は私のARMYとしてのバイブル。
私がARMYになったのが2020年9月、そのころ世界中でDynamiteが大ヒットし、彼らの過去のリリース曲は膨大な数にのぼっており、アルバムを買い集めたのはいいものの、ストーリー性に富んだ楽曲やアルバムを私に指南してくれるレビューが大至急必要だった。
なにしろ、ひとえに彼らの音楽に強く惹かれてARMYになったので。

ネット社会に慣れて久しいけれど、子どもの頃から本が大好きな私は、手元にいつもおけるBTSの音楽の解説本がほしい、その一心だった。

探し始めると、BTSについて書かれた本や雑誌は星の数ほどあるようだ。
いろいろなサイトやTwitterなどの情報から、彼らの音楽について学ぶなら、この本が確からしい、とピンときて買い求めたのが
「BTSを読む」(著者:キム・ヨンデ氏、翻訳:桑畑優香氏)

私は、この時、この本を買い求めた自分のセンスを褒めたい。
以後、今日に至るまでの約2年間、どれだけこの本を読んでいることか。
デビュー・アルバムからSoundcloudの楽曲に至るまで、これだけ解説が充実している本はないし、彼らの音楽についてのコラムや関わった方々へのインタビュー、楽曲のレビューが充実していて、とにかく私が知りたいことが満載。都度適切に応えてくれる著者:キム・ヨンデさん、そして訳者:桑畑優香さんは敬愛の的。

もちろん著者、キム・ヨンデさんの膨大な知識に基づく構成、筆力が素晴らしいのは太鼓判なのでしょうけれど、それを日本語に訳し、私の「知りたい欲」を満たしてくれた桑畑優香氏さんの翻訳に心から感謝している。

そのお二人の初対面が、この7月、ようやく実現した。
コロナ禍で翻訳・出版作業はオンラインでやり取りをされたので、お二人は、今まで対面したことがなかったとのこと。
桑畑さんのTwitterをフォローさせていただいている私は、この7月に3年ぶりに桑畑さんが渡韓されたことを知った。現地でBTSカンファレンスへの出席や数々の翻訳に携わった著者さん達との出会い、ソウルの街歩き、BTSの聖地訪問などもtweetしてくださって、とても楽しく読ませていただいた。
そのtweetの中で、私の目をひときわ引いた、桑畑さんとキム・ヨンデさんとの初対面。自分のことのように感激して胸が熱くなった。
(桑畑さんのtweetより引用)


話は逸れるけれど、学生時代から洋画好きだった私の憧れは、日本の映画字幕翻訳の第一人者、戸田奈津子さん。彼女のような表現者になれたらと勝手に憧れていたけれど、いかんせん英語力が。。
なので、一ファンとして彼女の仕事の恩恵に預かり、たくさんの洋画を楽しんできた。
彼女が、なにかのインタビューで「読んだことを忘れるくらいの字幕を作る」と語っていた言葉がとても印象的だった。つまり、英語で喋っている俳優が、まるでその日本語を喋っているかのようにスッと観客の心に溶け込む字幕を作るというのだ。映画字幕翻訳は、優れた英語力だけでなく、むしろさらに卓越した「日本語の表現力」必須だと。戸田さんの字幕の洋画が、どれも本当に素晴らしいエンタメなのは、彼女がそういう努力を惜しまないからなのだと感じ入ったのを覚えている。

翻訳は、外国語がわかるだけではダメ。翻訳する言語、和訳なら日本語の表現力が、卓越していなければ、読み手の心に届かないのだ。

戸田さんも、桑畑さんも、その両方を兼ね備えた才能あふれる人だからこそ、私を十分に満たしてくれるのだと感謝している。

実は、今回の桑畑さんの旅のtweetで、桑畑さんが私のリプに、なんとお返事をくださった。

もしもまだ、BTSの楽曲レビューや音楽のバックグランドなどについて丁寧に書かれている本を探しているARMYさんが、このnoteに出会ってくださったのなら、ぜひとも「BTSを読む」をお薦めしたい。
2018年のアルバム「LOVE YOURSELF 結 'Answer' 」、ミックステープ「mono.」までの軌跡が丁寧に語られている。

いつか私のバイブル「BTSを読む」を持参して、桑畑さんの講演会に出かけることが私の夢のひとつ。この夢、叶えなくちゃ。

キム・ヨンデさん、桑畑優香さん、是非とも続編の執筆を!
心からお願いします。


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