乳がん治療体験記 「術後1ヵ月の体調と今後の治療」

怒涛の年末（毎年12月の最終週が一番忙しい）〜お正月で、すっかりnoteの更新が止まっていました。あっという間に術後1ヵ月が過ぎたので、その後の患部の経過や体調、そして次の治療のことをまとめて書きたいと思います。

患部の経過

手術の1週間後に抜糸した時から、傷あとの保護で医療用テープを患部に貼っているのですが、3〜4日に一度貼り替えればOK（期間は2〜3ヵ月）と主治医の先生から言われています。初めて自分で貼り替える時まで、実は一度も傷あとを直視したことがなかったので、最初はちょっとドキドキでした。

胸のほうは綺麗に手術していただいたので、「傷あとはほとんど残らないと思いますよ」と言われていた通り、1ヵ月経った今は薄い傷あとです。1年後とかには本当にほとんどわからないくらいになるんじゃないかってくらい。

それより、センチネルリンパ節生検の脇の傷あとのほうが濃く残っていて。普段の私は1年のうち5ヵ月間はノースリーブ族なので、暑くなる季節までにもっと傷が薄くなるといいなぁと思っているところです。いろんな意味で、手術が夏じゃなくて本当によかったなと。

あと、胸の患部は触っても皮膚の感覚がないんです。これは不思議な感じ。どうやら手術で感覚神経が切除されるからで、数ヵ月かけて徐々に戻っていくようですが、完全には元に戻らない場合が多いとか。まぁ個人的にはどちらでもいいです（笑）。

そうそう、患部の痛みは1ヵ月経って胸・脇ともにほぼなくなりました。これは良きこと。

仕事をしながらの体調

12月はやっぱり年に一番くらいの繁忙期なので、若干不安はありましたが、なんとかなりましたね。まぁ入るかもしれなかった案件が流れたり、ライブレポを優先させて他を無理に入れないという調整も実は少しだけしたのもありつつ。

ですが、1ヵ月働いてみてなんとなくわかったのは、2日連続で体力を使う仕事をすると、その後に微熱が出るという体調みたいです。体が本調子ではないから、疲れると黄色信号を出すんでしょうね。

そして年末最大のピンチだったのは、12月28〜29日に謎の胃腸炎（病院に行ってないから未だに何かわかってない）になり、38.6℃まで熱が上がったこと。28日夜に突然の嘔吐＆下痢で、何回トイレに行ったことか…＆一晩ずっと高熱にうなされ、退院時にもらっていた痛み止めを解熱剤として翌朝飲んで、無事に熱が下がりました。

なぜすぐに解熱剤を飲まなかったのかというと、この後に書く薬との飲み合わせを調剤薬局に確認したかったからで。結果、大丈夫だったという流れでした。

にしても、12月25〜27日がライブレポ現場3daysで、30〜31日が2日間ガッツリ特番現場だったので、その間の2日間にこんなことになるとは、そして30日に回復するとは不幸中の幸いというか。

ちなみに、25日の原稿は26日には書き終わっていて、26日と27日の原稿は、実はこの28日の苦しみに入るまでに片方は終わっていて、もう片方の途中で突如苦しみに見舞われ中断、29日に熱が下がってから再開し、終わらせたのでした。事後の今だから言える話。

原因がわからずじまいですが、何にせよ免疫力は落ちているんだろうなと。

病理結果と今後の治療について

手術で取ったしこりとリンパの病理結果が出て、ホルモン（薬物）治療＋放射線治療で進めることになりました（私の場合、抗がん剤治療は上記プラスアルファの効果が得られる可能性が極めて低いためしないことに）。

私は専門家ではないのでここには簡単にしか記しませんが、ホルモン治療は飲み薬＆注射です。放射線治療は何となく皆さん想像がつきますよね。乳がんには種類が色々とあって、人それぞれ治療方法が異なりますが、手術でしこりを取った後さらに何がしかの治療が続くのはデフォルトの形です。

これはもしかしたら体のどこかに広がっているかもしれない微細ながん細胞の増殖を抑え、再発を防ぐため。飲み薬の服用期間は5〜10年で、私は年末から服用を開始しました。注射は今月から開始です。

他のがんでは5年を過ぎて再発がみられないと「完治」と見做されるそうですが、乳がんの場合は10年以上経過しないと「完治」とはならないのだそう。ということで、何気に長ーい付き合いになるのです。これは罹患した人でないと知っている人は少ないと思います。私も知りませんでしたし。

ホルモン治療＝ホルモンのバランスは崩れるわけなので、副作用も色々な可能性があります。また経過をここに書きたいと思います！

2024年1月6日
金多賀歩美

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