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ライスワークとライフワーク

何年か前から聞くようになった「ライスワーク」と「ライフワーク」という言葉。「ライスワーク」は「ごはんを食べるための仕事・生活するための仕事」、「ライフワーク」は「夢や自分の好きな事を追い求める活動」などといった意味で使われています。

ここ1年くらい、「あ~、今の自分の仕事はライスワークだなぁ」と感じ、仕事へのモチベーションの上げ方がわからずにいます。新卒で損保営業として働いていた際は、担当先の代理店の方々と仲良くなり、同期や先輩とも公私問わず遊ぶ仲となり(退職して3年近く経つ今でも変わらず遊んでます)、仕事内容に面白さを覚えていたわけではないものの、結構楽しく働いていました。なので、ライフワーク的に「やりがいがある」と思ってもいなかったものの、ライスワーク的に「お金を得るためだけに働いている」とも思っていませんでした。

その後、社内体制への不満や、ライフワークバランスの欠如に限界を感じ、損保会社を退職したのですが、そこで初めて「自分がやりたいことが特にない」と気づきました。「土日祝も取引先との連絡対応がある働き方は嫌だ」「残業が少ない方がいい」「新規開拓営業はしたくない」というように、「こういう働き方はしたくない」という条件ははっきりとあるのですが、「こういう仕事がしたい」は特に見当たりません。

「こういう働き方はしたくない」を念頭に仕事探しをするという消極的な姿勢だったのですが、一緒に働くメンバーが本当にいい人たちばかり、ベンチャー企業で裁量も大きく自由に仕事をさせていただける良い会社に運よく採用されました。

しかし、やはり「こういう仕事がしたい」という基準で選択したわけではないので、次第に「あ~、今の自分の仕事はライスワークだなぁ」と感じるようになってしまったのです。「この仕事を続けた先に、自分になんのスキルがつくんだろう?」「この仕事を続けて、将来なりたい姿は特にないな」と思うと、「単に生きるためのお金を稼ぐことに毎日8時間も費やしている」というモチベの置き所のない気持ちになってしまいました。

そして今、ワーホリでのアルバイトは、完全に「ライスワーク」です。オーストラリアでの生活費を稼ぐために、レストランのアルバイトをしています。もちろん、異国で働くというのは貴重な人生経験ですが、「これぞライスワークだな」と感じています。

ただ、今はわたしにとって「ライフワーク」を探し求める大チャンスです。というのも、オーストラリアは物価が高いとはいえ、それ以上に時給が高いです。週20~25時間も働けば、生活費を賄うことができます。その他の時間で、今後自分が本当に取り組んでいきたい仕事を探したり、稼ぐことのできる金額を度外視して色々な案件にトライしたりできるんです。

「国内外どこでも働けるワーカー」として「ライフラーク」を行えたら、そんなに楽しいことはありません。せっかくのオーストラリアワーホリを活かして、自分が夢中になれる「ライフワーク」を追求したいと思います。


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