【読書記録】“三千円の使いかたで人生が決まるよ”
こんばんは。あゆ美です🐶
今日は読書記録をしていきます📖
『三千円の使いかた』
著者:原田ひ香 出版社:中央公論新社
節約のお話かい?て正直思ったこのタイトル。
いや、侮ることなかれ。深いんだ…
あらすじ
総評
それぞれのライフステージでの立場で出てくるであろう、皆が葛藤する悩み。
この小説はノンフィクションだけど、御厨家の日々はキラキラした日常じゃなくて、とてもリアル。だからこそ、私は共感ができました。
そして、「この子はどうやって乗り越えていくのかな…」と次が気になって、
スイスイと読み進められました📖
みな一生懸命生きている…
自分や大切な人との生活をどうやって生き抜いていくのか、いきたいのか…
だからこそ、お金にも一円単位にこだわって大切に考え抜こう。
タイトルにもある
“三千円の使いかたで人生が決まるよ”
という祖母:琴子の言葉がまた心に響いてくるのです。
マニアック感想(※ネタバレあり)
最後の章がとても印象深かったです。
人それぞれの家族の形はあるけれど、
子供に内緒で借金をして、あとは子どもに任せた!
という翔平の家族の形には、私も正直納得がいかなかった。
(美帆が翔平のご家族に挨拶をしに行くところがあるんだけど、「え😦」て思っちゃった)
でもね、翔平がいいやつなんだよ🥺(←誰やねん)
そして、美帆の母親の気持ちも、祖母の気持ちも、美帆の葛藤もとても心に響きます。普段無口な父もしっかりと娘に向き合います。
そして最後は「そうしてくれるのか〜😭」と、家族が必死に考え抜いた言葉に感動。まさにお金に真剣に向き合い出した提案に、とても心が温まる…
家族小説でした。
気になった方は、ぜひ読んでみてください📖
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