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根気よく愛を伝えていく

日常のなかでふと飛び出す
わたしたちの思考言動は
幼少期の経験によるものも多い


幼少期~思春期に味わった
悲しみや恐怖や傷ついた経験、
それに伴う感情の記憶が
大人になっても癒されることがないまま
わたしたちの心の内側で
痛みや傷を抱え続けているのが
インナーチャイルドだ


悲しい、寂しい、辛い、怖い
わたしのことをわかってほしい
もっと甘えたかった
もっと愛されたかった


現在のわたしたちがもう
すっかり忘れてしまっていることでも
インナーチャイルドは
感情を味わった過去のその時からずっと
今でもそれをリアルに抱えたまま生きている


わたしたちは大人になると
過去の辛かった経験を
「あの時は仕方がなかったし
あの経験のおかげで今がある」
と理性的な言葉を使って
自制してしまいがちだ


わたしももちろんそれを
当たり前のようにやっていた


子どもの頃の辛かった出来事は
まだまだ生傷だったというのに
時間の経過と共に癒えたつもりになって
「その時のその人には
本人にしかわからないような
そうしなければいられない
理由があったんだよね」
って平然と口にしていた


それで自分は納得していると思っていたし
ゆるせていると思っていたし
正しいことだと思っていたし
そんな風に話せるということは
すっかり癒えてるものだと
過去のものだとばかり思っていた


だけど時折内から湧いてくる
イラ立ちや悲しみの感情を
よくよく覗いてみると
実際はまっっったく癒えておらず

インナーチャイルドは
ずーーーっと現在進行形で
悲しんでいたし、苦しんでいたし、
それに気づかず正論を唱えるわたしに対し
ものすごく怒り狂っていた


本来の自分を生きるスクールで
学ぶようになってからずっと
「理性は愛」だと学んでいるけれど
わたしたちがこれまで
理性と思ってきたものは
どちらかというと
“我慢”や“辛抱”に近いと感じている


大人たるもの涙は流すまじ…!
と耐え忍び、
感情をグッと抑えこむような感じ


でも、自分に感情に寄り添い癒す
ということをすっ飛ばして
正しい考え方を言って聞かせることは
愛で包みこむのではなく
正論で丸め込もうとしているようなもの


今思えばそんなことしてたら
そりゃあインナーチャイルドも
怒り狂うやろっつー話だけど
本当の自分の癒し方と愛し方を
知らなかったわたしは
良かれと思ってやっていたことだった


「あの経験があったからこそ…」
という言葉は
本当に癒されたあとにこそ言えることだ


まだ悲しみや苦しみを
抱えた子たちにとってみれば
「知らんし」って話で


「あの経験だと?
勝手に過去のことにしないでよね」
「わたしたちは今でも悲しいの!」って
そりゃそう思うに決まってる


こういったインナーチャイルドの感情は
人間関係や日常のなかで
無意識のうちに発動し、
バグの元ととなりやすいので
日常のなかで
自分の感情やバグに気づきながら
コツコツ寄り添い癒す
ということをやっていく必要がある


ゆっくり自分のためだけに
時間をつくって
話を聞いてあげたり
したいことを一緒にしたり
行きたいところへ出かけたり
食べたいものを食べたり……


感情を自制して
正しい考え方を言って聞かせる前に
まずはこの子たちの声によく耳を傾け
実際の行動でこの子たちに
寄り添う姿勢を示していく


インナーチャイルドの要望は
わたしたちが子どものころ
両親にして欲しかったことだったり
すると思うけど
今はそれらを他の誰でもなく
自分自身にやってほしいと彼らは望んでいる


すっごく根気がいるけれど
ひとつひとつ丁寧にやってみること

そして、インナーチャイルドと一緒に
心から楽しむこと


そうしているうちに
少し前の自分よりも
心穏やかに過ごせていることに気づく


こちらが真摯に向き合えば
悲しみを持った子たちは
少しずつでも心を開いてくれる


「行動は最大の癒し」

感情などの目に見えないことほど
座って知識を習得するのでなく
自らの行動や実地を通して学んでいくことが
どんなに大切で
自分の理解を深めていくことか
わたし自身も日々実感している


自分への愛は言葉だけでなく
行動で示していくこと


それもむやみやたらに動くのではなく
自分の本質(インナーセルフ)と
しっかり繋がって
自分のいろんな部分を知り続け
癒すべきものは癒しながら
ひとつひとつ愛の選択をしていくことが
“本来の自分を生きる”
ということなんだと思う


2024年は実地の年

自分が本当に望んでいるほうへ
自分を導いていくこと
行動を起こす勇気は自分への愛


ただし、本質の望みに気づき
行動を起こしていくためには
癒すべきものを癒す、
ということがものすごく大事


その癒すべきものは
心の問題かもしれないし
まずは身体かもしれない


お手入れや体操教室、
星詠みやタローデパリなど
今のわたしにできることで
皆様が心穏やかに生きるための
お手伝いができたらとても嬉しいです


サムネイルのチューリップは
先日お手入れの練習会をしたとき
スクール生の方が
準備してくださったもの


写真も毎回インナーセルフの
ノアさんと共に選んでいます


とてもエレガントな色味の
チューリップ、素敵です

ありがとうございます♡

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