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「ありがとうございます」という言葉が持つ力

最近、仕事上で「ありがとうございます」という言葉を聞くことが多い。それも、お客様が口にされることが多いのです。

打合せの最中にちょっとした質問を受けることがあります。答えると都度「わかりました。ありがとうございます」と言っていただく。ふっと表情がゆるむ。こちらがお客様に問い合わせることも、もちろん少なくありません。教えていただいたらこちらも自然と口にしているのです。「ありがとうございます」。

そういうことが繰り返されると、皆に広がっていきます。皆が言う。「ありがとうございます」と。そして、その言葉はいとも簡単に座を和ませます。

そして。

この「ありがとうございます」という言葉にはもう一つの思いがけない効果がありました。言った方も清々しいような、すっきりしたような、ワクワクしたような、そんな感情をもたらすのです。これはなんというか、嬉しい誤算でした。

この言葉は、いつでもどこでも使えます。職場だけでなく家庭でもお母さんにもお父さんにももちろん子供たちにも、友達にも先輩にも後輩にも。

お客様はまだ三十歳前後の若い方です。大手企業に在籍され有名国立大学の修士を修められた秀才でいらっしゃる。それでも、奢ることなく「ありがとうございます」を忘れない。その姿に教えられました。

ありがとう。

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