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得意な人に、得意なことをやってもらうときの注意点

『得意な人が得意なことをやる。』
『適材適所』

こんな言葉、聞いたことがありませんか?

この考え方、とてもいいなと思うと同時に、注意も必要だなと思っております。

仕事においては、適材適所で、能力が発揮できる人が発揮できる場所にいたほうがいい。
家事においても、得意な人がやったほうが効率的。

なのですが、いくつか留意しておかないとうまく回らなくなると感じております。

①対価を払う
②自分ごととして捉える
③当たり前と思わない

個人的には、③がとても大切だと思っておりますが、1つずつ順番に説明していきます^^

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①対価を払う

たまに、「得意で簡単にやってるから、あなたこれやっといて」的なノリで作業や仕事を平気で無償で押し付けてくる人いませんか?

例:
エクセル得意な人に、自分がうまく扱えないシートの作成を頼んでいる

例:
職業柄、漫画とかパワポを作成している人に、友人・家族だからと対価も払わずに要求をする

例:
旅行の計画を立てるのを、よく旅行に行く友達に全てお任せして、自分は要望を言って、かかった経費だけ払う

などなど。

確かに、その人は得意なことだし、好きでやってるかもしれません。でも、そこに漬け込んで、やって欲しいことだけ頼んでいると、相手からするとあまり長く関わりたくない人になってしまいます。だって、時間と労力をかけているのに、大した対価をもらえていないから。
感謝してるからいいって思うかもしれないですが、やってくれている人の意向も確認しながら、負担のない程度の要求にしたり、食事をご馳走してみたり。そういった配慮って大事だと思います。


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②自分ごととして捉える

人に頼んでやってもらっていること、あなたはそれがどれだけ大変なことか、本当にわかっていますか?

お母さんが簡単そうにご飯を準備しているけど、いざ自分でやってみると、結構時間がかかったり、あまり美味しくできなかったり。

仕事でも家事でも、誰かにしてもらっていることで、普段自分がやらないことって、本当の大変さがわからなかったりします。

実際に自分でやってみて、大変さを感じて、みんなが当事者意識を持つ。そうすると、ちょっとした気遣いでとても助け合えたりします。

他の人がやってくれるからと放っておかず、当事者意識を持ちましょう。


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③当たり前と思わない

毎日、料理を作ってもらっていると、それが当たり前になります。

初めは「ありがとう」って伝えていたのに、段々と「今日のご飯何〜?」と聞くだけになってくる。

こんなことが続くと、いつしか関係がギクシャクするかも。

実際、料理が苦手な私は、パートナーにご飯を任せていましたが、段々と作ってもらって当たり前って態度になってしまっていました。

ある時、パートナーが料理をとてもめんどくさそうにしてた事に気づき、ハッとしました。

感謝は伝えていたけど、そういうことではなくて、例えば「何かできることはある?」とか「足りないものあったら買ってくるから言ってね」とか、そう言った気遣いが段々と減っていました。

得意な人が、得意なことをする。その役割分担はとても効率的ではありますが、任せきりだと、誰かの負担が大きくなりすぎることがあります。会社でも家族でも、同じ船に乗っている人が助け合うことは大切です。皆さんが、得意なことを任せたり任されたりするときに、うまく船が前進できるように、この考えが何かの足しになれば嬉しいです^^

自分が幸せでいて、身近な人、大切な人、大好きな人を笑顔にしていく。まずはそこから始まるんだと思う(*´ω`*)