どんな自分をも、まるっと

ステキだな・美しいなといった、
綺麗なものだけを常に見ていられるか
と言ったら、現実そうとは言いきれない。

ただ自分が意識することで、
そういったものに一つ一つ気づくことは、
日々の暮らしの中でできると思う。

現に、私自身も日々の中で
そういった小さなそしてシンプルな
幸せにハッとさせられることも多い。

自分がどう見ていたいか
ということも大きいかもしれない。

生きていると、
そういうキラキラしたものだけではなくて、
嵐のような波打つ感情だったり、
情けなさだったり、
そんなこと思っちゃダメでしょ
といった、実にさまざまな感情が
日々私たちの中に出てくる。

誰かを嫌いだという気持ち、
好きだという気持ち、
自分はダメだという自己否定。
周りへの羨望。

綺麗な感情だけが良くて、
それ以外はダメなのか。

どんな感情も自分の一部なのに、

なぜか
キラキラとした感情を持つ自分は善くて、
黒い感情を持つ自分のことは悪とされて、
そんな感情を必死に排除しようとする。

それは特に私の場合、顕著だった気がする。

怒りの感情や、イライラ、
嫉妬、悲しみ、孤独、攻撃的。

そんな気持ちが
自分の中にあることが許せなくて、
一生懸命押さえ込もうとしたり、
自分を責めたりしていた。

小さいけれど、逞しく咲く姿にハッとする

でもきっとそれは、

どんな感情も、
自分に気づいてほしい何かがあるから。

すべては
どんな自分のことも
まるごと受け入れるため。

何度でも何度でも
たたみかけるように、
今でもその気づきは続いていく。

その度に
心が震え、またひとつふわっとほぐれて、
涙が自然と溢れてくる。

排除ではなく、
自分が自分を認めてあげることを、
私が一番求めていることなのかもしれない。

誰よりも、
私自身に私を受け入れてもらいたがっている、

そのことに、今も向き合うまいにち。