すべてはタイミング 2019

2019年は183本の映画を鑑賞した。
作品の点数や順位をつけるのは苦手だけど、
心に残った作品を書き留めておきたいので羅列する。

①『テルマ&ルイーズ』1991

ドライブに出かけた二人の女が男を殺してしまい逃亡する話。
お手本のような脚本の構成。テルマとルイーズの対照的なキャラクターと、二人が徐々にワイルドになる姿が印象的。
二人の女のロードムービーをやりたいと思っていたから
もうやりたいこと全部やられてた感じ・・・
(午前10時の映画祭で鑑賞@立川シネマシティ)

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②『クラッシュ』2004**

ロサンゼルスを舞台に様々な人々が交差する作品。オムニバスっぽいけど
5つほどの物語が紡ぎあって一つの作品となっている。
前半は嫌になる程の人種差別が描かれ、
展開するにつれてそれぞれの人間関係が変化する。時間軸の操作あり。
伝えたいメッセージがわかりやすいが押し付けがましくない
群像劇なので全然飽きない!!(先生にオススメされた作品@Amazonプライム)

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③『囚われの美女』1983

マグリットの絵画をモチーフに、幻想と現実が交錯するサスペンス。
作中に漂う孤独と違和感に魅了されてしまった。
マグリットの絵画と、村上春樹の世界観を映画化した感じ。
はっきりした美術の色彩に靄がかかった様な映像。
普段の生活が、何かのきっかけで不思議な体験をするというところが
キューブリックの『アイズワイドシャウト』に似てる。
(眠れない夜に@Amazonプライムで)

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④『ニノチカ』1939

ソ連の冷徹な女性使節とアメリカ人男性がパリで恋に落ちる話。
ビリーワイルダーが脚本を担当している傑作。
大胆な時間短縮が目立つ。そのため展開が早い。面白い。
時代背景がキャラクターの行動の中に描かれていて、とても参考になる。
検閲されて何も読めない手紙。パリの帽子に見惚れるニノチカ。
配給された卵を用いてのオムレツ作り・・・凄すぎてため息が出る。
(『これもまた別の話/三谷幸喜と和田誠』で載ってて@Amazonプライム)

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⑤『南瓜とマヨネーズ』2017
恋人の夢を支えるために生活する主人公。忘れられない元彼との再会。
オダギリジョーはもちろん、仲野大賀の演技の素晴らしさ。
言葉で上手く表現できないけど、めちゃくちゃ刺さった作品。
この映画を見るとラストで必ず泣いてしまう。
(幻の土曜1限という貴重な時間を過ごした@E−401)

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あと1月にフランス映画にハマったから
『トリコロール三部作』『汚れた血』『気狂いピエロ』
に出会えたのがすごく幸せだった。

『華麗なるギャツビー』は
レッドフォード版もディカプリオ版も素晴らしかった。


お金も時間も精神的にも余裕がないと
映画なんて楽しめないことを身を以て知った1年だったな・・・
観るタイミングも大切。
っていうかこの世で一番重要なのはタイミングじゃないか?
間違いないわ・・・

来年もたくさん映画を観て映画を書きます!!
映画を!!書きます!!



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