ねこと絶対領域とalcoholic

ゴールデンウィークが終わりました。
人が遊べるということは、その場所には働いている人がいる。
全てのメイドとナースとねこに、感謝。

5.6.7と3日連続で秋葉原で友人と遊んできました。
秋葉原っていま何があるの。いうて通ってたことある訳では無いので比較対象がないですが。

何しに3日間も通ったのかというとすばり

メイド喫茶とコンカフェ

である。
 

メイド喫茶

メイド喫茶ってあの萌え萌え~(笑)みたいなのやる所?(笑)とか思われる方もいらっしゃるかもしれない。

そうです。
しかも、冗談抜きで萌え萌えきゅん︎💕︎︎みたいなことをしてもらう(ていうか一緒にやる)。これがほんとに、慣れてないうちは結構恥ずかしい。でも2回目にはもう慣れる。

多くの方は、飯食う前に萌え萌(ry(死語)と来店した時に「おかえりなさいませご主人様」と言ってくれる飲食店。というイメージで終わっていると思う。かくいう私もゴールデンウィーク前にメイド喫茶を説明してくれと言われたらこれくらいの解像度でしか説明できなかった。
上記のイメージもあながち間違ってない。実際、この2つに似たことを、にんげんに恩返しをしたい猫たちがかみさまが創った『絶対領域』でにんげんの姿になってお給仕をしてくれるお店、でやってもらった。
ここまでは何とか予想の範囲内であった。
メイド喫茶で行われる行為に

ライブ

がある。

ライブの概念は自分の中で新しいものであった。

私の行ったお店ではその時に『絶対領域』に存在するねこを指名して、そのねこが歌える、もしくは踊れる楽曲を選択するとステージでそのねこがライブイベントをしてくれるというものだった(別料金)(想像より安い)。
このライブがとても楽しい。アイドルが好きだったり、最近の曲をよく知っている方ならかなり楽しめるだろう。どちらでも無い私が相当楽しめたので。次行く時はライブ入れます。
ライブがあるなら当然チェキもある。
その場で写真がミーーーて出てきてそこにいろいろ描いてくれる。
これも意外で、地下アイドルの現場とかでしかやらないものだと思っていた。
因みに、ポラロイドカメラはポラロイドが発売しているインスタントカメラで、チェキは富士フイルムが発売しているインスタントカメラを指します。

コンカフェ

コンカフェがコンセプトカフェの略であることは知っていた。それを説明しろと言われたら、字面的にきっとなにかコンセプトがあって、それに準じた飲食店なのかなくらいのイメージと説明しか出来なかった。
コンカフェは

お店のコンセプトに合ったサービスをしてくれるガールズバー

これがわりと的確な表現な気がする。
コンカフェは規定時間(1セット)で幾ら(プラス女の子の飲み物代と特定の飲食物は別料金)みたいな感じで勘定する。
意外だったのは時間内は飲み放題だった事。
メイド喫茶では1杯毎に料金が加算されていくのに対してコンカフェは基本的には時間内は飲み放題である。アルコールも飲み放題のプランなどもある(ショットとかは別)。
バーカンの中に女の子がいて、その人と楽しく話しながら飲み物が飲めるとても画期的な場所でした(諸説あり)。

店員とお客さん

ここからは実際行ってみないと分からない空気感とかの話。
メイド喫茶とコンカフェの客層はそんなに変わらなかった。
お客さんはわりかし普通な感じ。古のオタク(笑)みたいな人や居酒屋でイキって叫んでる大学生みたいなのは皆無であった。、大半はスクールカーストの外側にいたような人達が集まってきている。1割サラリーマン風の人(スーツできてる)、2割チーズ牛丼、のこりがスクールカーストのモブ(チーズ牛丼よりは活発に動くタイプの人たち)みたいな感じだった。

店員さん
店員さんの35%は腕にギロをつけている。


画像はイメージです。

熱心なギロ奏者を多数見かけた。視線がギロを向いてると店員さんは露骨にギロ奏者であることを隠す。私はギロよりもビブラスラップのほうが好きなので、ギロ奏者と知ると少し萎える。できれば最初から隠し通して欲しい。それ以外は基本的に意思疎通は問題なく取れる人が大半である。1%くらいめちゃくちゃな振り切り方をしてる人とかがいるので合う人はかなり楽しめると思う。

どちらのお店でも店員さんとコンセプトには飲まれないようにした方が良い。
ノる ≠飲まれる

行程と出来事

5月5日

 別の人間と行っていた旅行の帰り、23時頃に急遽秋葉原に召喚される。向かったのは  あるこほりっく  というお店。

ここはコンカフェである。
コンセプトは『日々のストレスで疲れた人がアルコールを使用してストレス緩和とメンタルを回復させる病院』である。

車を停め、雑居ビルの8階を目指す。
中に入ると異様な光景が広がっていた。
シリンジ(注射器💉の針がないやつ)で酒を飲ませるナースとは似ても似つかない格好の女性と、それを満足気に受ける男。私を召喚した友人をドつきたくなった。初コンカフェで、シラフでこれは流石に厳しかった。
システムの説明を一通り受け、自分を落ち着かせる為に喫煙所へ行く。

 私「喫煙所どこですか?」
嬢「後ろの窓開けてベランダに出て下さい」

秋葉原のど真ん中、雑居ビルのベランダで
ひとりぼっち東京。優しくないカフェに降りた。

気持ちを落ち着かせて中に戻る。友人ら(4人)はかなり楽しんでいた。私は混乱していた。隣にいる人初対面だから。いわゆる友達の友達である。左見ても正面見ても初見の人である。
結論からいうとこの問題は何とかなった。友達の友達とはいえゲームは何度かしていた(らしい)ためそこまで緊張せずだった。問題は私に付いてくれた女の子である。

なんだっていいよ。
好きな物や事ならハッピー。
絶対共通言語があるよ。

共通の話題を探すしかない。とりあえず自分が好きなものを述べる。
私「ダーツと車が趣味ですね」
嬢「(要約すると)ダーツ割とするし地元でスープラ乗ってるよ。マイダーツ見せてあげる!」

 神はいる。そう思った。

そっからはもう基本ダーツの話しかしなかった。
嬢は正直かなり上手い部類で、多分今の私の実力だと負ける可能性が非常に高い。ダーツモチベが更に上がった。

相当楽しんだのだろう。1時間程度だったがかなり満足度が高い状態で帰宅した。帰りに友人の1人を送っていったので帰宅した時間は朝4時頃だった。起きたらダーツに行こう。そう思って眠りについた。

5月6日

起床、昼。ダーツに行く。
昨日あった友人から今日はどこ行く?のLINE。
金が尽きてしまう。その感情とは裏腹にもう  あるほり  に行きたがっている自分がいた。

1万までにしよう。
そう心に決めて家を出た。

秋葉原には20時頃着いた。
なんでか私たちは『絶対領域』に向かっていた。

家に心を忘れたらしく、何の迷いもなかった。

初めてのメイド喫茶。
初来店の場合はこのお店の場合、お客さんは猫にならなければいけない。なぜならメニューなどは全て猫語で書かれているからだ。魔法にかかる。いつの間にか猫になっていた。猫耳が生えていた。これで安心してメニューが読める。当然の事だが、店猫を呼ぶ時はにゃーんと呼ぶ。

にゃーん🐱
デザートとチェキのセットを頼んだ。友猫はオムライスとチェキとライブのてんこ盛りセット。

後に判明することだが、このライブはつけた方がいい。
ご飯を食べていると店猫がステージにあがる。
猫「ライブを頼んでくださったご主人様がいらっしゃるのでご主人様のためにライブします!」
初めての光景だった。私たち以外にもライブを頼んだ猫がいるらしく、サイリウムを振る猫も何匹が見受けられた。
知っている曲は無かったものの、普通に楽しい。コールとかは出来ないので超軽くか、口パク、手拍子が基本だ。
ライブが終わるとチェキの時間になった。
猫「どの子にしますか?」
私は決めていた。1番初めにライブしていた猫と、魔法をかけてくれた猫。この2匹だ。

 私「この子と……あなたで。」
魔法をかけてくれた猫「ありがとうございます〜」

実を言うと魔法をかけてくれた猫×2でも良かったくらいだ。
2匹選ばないといけないと思い込んだのが良くない。


本当に澪ちゃんとあずにゃんが出てきました。
チェキを見返すとこの2人が写っています。
魔法をかけてくれたのはあずにゃんの顔で中身澪ちゃんな人でした。


時間になったので魔法を解く。
退店。また来てにゃーの声。また来たくなっていた。


友人「時間あるしワンタイ(ワンタイム、1セットの事)だけ別のコンカフェ行かね?」

私「いいよ」

心は家に忘れてきた。来月の自分が頑張るよ。

2軒目のコンカフェに着く。

すぽっとらいと、コンセプトはアイドル。現役アイドルや元アイドルとお話できますよって感じだった。
初めてならワンタイムがめちゃくちゃ安かったから時間つぶしも兼ねて来店した。店内はかなりメルヘンな感じで、サンリオ臭がすごいと言えば理解してもらえるだろうか。
ただ、コンセプトがアイドルと言うだけあって、接客してくれたのは勿論元地下アイドルの方だった。そこにその人が存在するだけでコンセプトが完了するので実際のところ元アイドルがいるガールズバーだった。地元が一緒だったのもあり普通にお話できた。これだけなら良かった。

あとからもう1人来る友人が電車で来るので、酒を飲んでいいよとの事だった。

飲んでしまった。1口飲んだらもう何杯飲んでも変わらない。あとから来る友人に私の車を運転してもらう事になった。

こんな状態で友人と合流、3軒目は  あるこほりっく  である。
コンセプトは前述の通り『日々のストレスで疲れた人がアルコールを使用してストレス緩和とメンタルを回復させる病院』である。
しかも昨日着いてくれたあの女の人は確実に出勤している。(Instagramを交換してもらいました(笑)出勤日を把握しておりました(笑))
もう、その人と話すためだけに行く。その気持ちでいた。
ダーツケースその他諸々も当然持ってきた。全てはあの子と話すために。

入店。
受付の人「推しさんとかいますかー?」
名前を把握していなかったためInstagramのアカウントを提示する。
受付「あーちゃんですね!分かりました!」
4人で来店しているため、私が指名した人とは別の人も何人か私たちの前にきた。

まともな記憶があるのはここら辺までである。
私はずっと指名した人と話していた。正直他の人達のことを全く気にしなかった。
初めてショットグラスを煽った。
たくさんシリンジで飲まされた。
俺だけ会計が別だった。(指名料とかの関係で)
沢山払った。(旅行1-2回分くらい)
とてもたのしかった。

どんくらいいたのか分からないけど、多分2時間くらいでこれしか感想がない。
愛車の中でめちゃくちゃ酔いが回ってきたのが良くなかった。
私は袋の中に吐き続けていた。その袋に穴が空いていることを知らずに。
コンビニで水を買い、何故か友人にぶっかけられていた。
吐瀉物にまみれてたからしょうがない。

水とキッチンペーパーを購入。
朦朧とした意識の中何かを頑張っていたらしい。

5月7日


翌朝、愛車は悲惨なことになっていた。
雨の中、できる限りの掃除をした。

友人「そろそろ出るかあ」

秋葉原3日目がスタートする。
今日は誕生日の友人がいるのでそれをメイド喫茶で祝うのだ。
早々に秋葉原へ到着する。当然車だが、駐車料金も馬鹿にならない。この3日間で、車を止めるだけで5千円以上は確実に消えている。

3日目スタート
まずは絶対領域へ向かう。
友人曰く、めちゃくちゃ可愛い子がいるらしい。

入店。
にゃーん。
注文。
ライブ

友人が推している子がライブを始めた。
私は蜂の巣になっていた。
心を撃ち抜かれすぎて。
マジモンの唯ちゃんがいた。

平沢唯
本当にこの人が歌って踊ってる

しかも向こうもプロ。当然頭の抜き方も知っている。
数曲の間に私はボロボロになっていた。
目をみて笑ってくれる女の子がいるってこんなにも幸せなんですね。

死んで満足する私

チェキも撮った。
マジで目を見れない。
だって目を合わせたら私が消えて無くなるから。

大満足で2軒目に向かう。
が、2軒目をどうするかが悩みどころだった。
もう一度他店舗の絶対領域に行って、もう一度あの子を拝むか(午後からは他店舗勤務でしたので)、別のところに行って楽しむか。
私はもう一度絶対領域に行きたかった。
唯に、梓に、澪に会いたかった。
悪い病気にかかったようだった。

友人曰くほんとに悪い病らしく、端的に言うと満足いくことのレベルがとても上がってしまったのだ。

言わせてもらうと私に一切の責任は無い。
君たちは、鼓膜が破れた人が小さい音を聞き取れなかったからと言って攻めるのか?

とりあえず、2軒目はめいどりーみんに向かうこととした。

ここはライブの質がめちゃくちゃ高く、音質等も最高である。このライブに既視感があった。そうだ。私は少しだけDJサークルにいたんだった。その時の記憶を思い出す。

めいどりーみんは結論から言うとめちゃくちゃ良かった。
特にライブのレベルが段違いで、地下アイドルとかが好きならハマるだろう。
ライブしていた2人のメイドが良すぎて公式Twitterをみたらなんかラストとか書かれててかなりショックを受けた。それ程までに良かった。絶対領域とあるこほりっくとめいどりーみんは絶対また来る。そう誓った。

終わりに

この3日間は相当に楽しかった。
なにも一日で全てを制覇する必要は無い。
小分けにして楽しめば良い。
正直胃もたれ気味だが、次回からの遊び方が分かった。
反省としてはやはり後半の金銭的な負担による出し渋りだろう。一日で3件全てに全ツしてたらさすがに不安になるものである。それを連日行ったら尚更だ。
次からは気持ちよくライブに金を出せる。
コール、振りを覚える。そしたらもっと楽しくなるから。
明日からはうどん生活が待っている。
寝て、働いて、うどん食って、ダーツする。たまにコンカフェとメイド喫茶に行く。最高じゃないか。


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