表情筋トレーニング「顔ヨガ」で体の中を旅する
勉強ができることは素晴らしい。
だけど、等しく皆が大学までの教育を受ける必要はないと思っています。
いわゆる「お勉強」が好きな子もいれば、そうでない子もいるので。
それでも、現代社会を生きる上で、義務教育レベルの知識がしっかりと自分の中に根付いていると、便利であるとは思います。
小学校の理科準備室の人体模型
顔ヨガの指導をするとき、受講生さんにイメージしてもらいます。
「坐骨を座面に刺すように座ってください」
「背骨の間に空間を作るように伸ばしてください」
こう言われて
「坐骨?どこ?」
「背骨の間?どゆこと?」
そんな風に感じる人もいるかもしれません。
「小学校の理科準備室の人体模型を思い出して。骸骨を」
その時に、パッと骨格模型を思い出せるか。
そして、それをリアルにイメージできるか。
さらにそれを自分の体と照らし合わせることができるか。
知識として自分の中に「人体模型」が定着していることが結構大切になってきます。
小難しいことは必要ないのですが、自分の体の構造をざっくりでも把握できているかでイメージ力が変わってくるのです。
小学生の頃、怖い物見たさ、興味津々で、理科準備室に入り、人体模型を眺めていた私。
夏休みに暇つぶしに、自宅にある科学図鑑をパラパラめくり、人体の不思議を何度も見ていた私。
特に専門的に学んだわけではないけれど、なんとなく見続けていた物が知識として体感を伴い蓄積されていたんだなあと、大人になってから気付くのです。
体の中を旅する
私はいつも、体の中を旅しています。
小っちゃい私が自分の体の中に入って、背骨と背骨の隙間をグンと作ったり、肺の中に入り肺を広げたり。
眼球の奥に行き、目をぐっと広げたり。
小学生の頃に見た人体模型を頭の中に鮮明に描き、自分の体の中で再現する。
特に難しい学問でなくても、なんとなく見続けていた物が、役に立つのです。
顔ヨガの受講生さんにも、うんと想像してもらいます。
イメージ力を働かせて、骨、筋肉を意識して、表情筋をトレーニングしていきます。
そうすることで、顔は変わるのです。
ただ、なんとなく、やみくもに動かしていても、顔の大きな変化は感じにくいかと思います。
明確に!
意識して!
レッスンでは骨と筋肉を意識しながら、一緒に顔を動かしています。
そうすることで、顔は思い通りに変化していくのです。
私も、変わりました。
これからも変わり続けます。
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