広告を見に来てるわけじゃない
スマホである芸能系ニュースサイトを訪れた。
その時の画面が、ぎょっとした。
記事をほぼ読めない。
読むには、芸能人が笑顔で笑っているが「口が臭い人のー」というよく見る不快にさせる広告の右上にあるバツボタンを押さないといけない。
面倒すぎて、そのまま戻るボタンを押したが、お馴染み全画面の広告が表示される。
ちょうど、これをみた日の朝にウェブメディアでの広告表示のさせ方について議論をしていたこともあり、このサイトもそこそこPVがあるのにこれだけ広告を表示しないといけない状況になっているのだなと感じた。
紙の雑誌の時代にこんな広告まみれのページを見たことあるだろうか。
少なくとも、記事は読めるようにうまく広告は差し込まれていたはずだ。
広告は広告だけのページ、と記事と広告できっちり分かれていた気がするが、気がするだけでちゃんと調べてはいない。
広告もサイトの一部である。
広告まみれのページを読者に見せたいのか、そう思わせるページであった。
広告の単価の下落などで、広告を増やさざるを得ない。
エクセルやスプレッドシートで集計された広告の数字や単価は、こうした広告まみれにすることで(わずかに)上昇する。
そこで担当者は安心するが、読者はどんどん不安や嫌気がさす。
このサイトはもう広告が多いし、うまく広告を避けて記事をみよう。
そういうイメージがつくわけで、信頼を切り崩しながら売り上げをなんとか維持している。
話題になっていたので、J-WAVEの「TOKYO M.A.A.D SPIN」に鳥嶋和彦さんが出ていたので聴いた。
ご本人の希望もあり抜粋や切り取りはしないでくれ、と書かれていたのですが、ひとつとても心に響いた話をされていたのでここで書きたいと思います。
「読者が一番大事だ」という話でした、これはもうRadikoで聞ける人は聞いてください。
読者を大事にしなければ、崩壊する。
ユーザを大事にしないと、サービスは続かない。(意見を聞きすぎるのも良く無いが)
改めてそう感じた。