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こたつ考

こたつというのは冬の風物詩的に表現されるけれど、子供の頃は…というか成人するまで本当に縁がなくて、かまどとか洗濯板とか、そういう日本昔ばなしの登場物という認識をしていたのだ。

父方の祖父母宅は都内で、こたつは無かった。
母方の祖父母宅は北海道で、こたつは無かった。
国内こたつ無い都道府県ワースト3のうちの2つである。(出典 東洋経済コタツ保有率

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初めてこたつに入った時のことを思い出す。学部時代、当時よく遊んでいた成城大学のお嬢様が「民の暮らしを知るために大衆居酒屋に行きたいワ」というので高田馬場駅集合。目星をつけていた居酒屋は、こたつ席が空いていた。

こんな小汚い居酒屋のこたつなんてどんな人が入っていたか分かったもんでもないし、ダニどころが南京虫でもいるんじゃないかと躊躇したが、お嬢様はサクッとおみ足を入れて布団を整え、気にしないそぶりなのでえいやっと一緒に入ったのだ。

感想は…、正直あまり覚えていない。ただ、ずっと正座していた気がするのであんまり居心地良く過ごしはしなかったのだろうと思う。そもそも靴を脱ぐお店がそこまで得意ではなかったりする。
苦めなこたつデビューであった。

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時は流れ、山梨県在住である。
盆地は夏暑く、冬寒い。昼暑く、夜寒い。今朝は3℃だったようだ。寒ーい。お布団からなかなか出られない日が続く。

と、いうことでこたつ、出しました。

このこたつも考えてみれば3回目の登場である。過去、こたつがほしいという趣旨のnoteを書いていた。ということは山梨に移住してから2年が経ち、3年目に入ろうとしているということである。時が経つのは早い…

一昨年は11/19にこたつが欲しくなっていた模様。うむ、丁度いいタイミングである。

今年はふるさと納税のみかんを頼まなかったのだった。買わなければ。


おわり。

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