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我が故郷、いざいざ奈良!

今回は私の生まれ育った"奈良"を紹介したいと思います。


では奈良に行かれたことがあるという方は挙手をお願いします。あどうも、結構です。

修学旅行などで行かれた方が多いでしょうか。

とはいっても、年端の行かない学生にとっては鹿と大仏が支配するこの地でいったい何を学び修めるのやらという感じです。

そんなことない?ありがとうございます。

最近はJR東海様が「いざいざ奈良」という観光キャンペーンを打ち出してくださりました。

国宝的人気俳優鈴木亮平氏を先陣に配置した圧倒的ワントップフォーメーションで、奈良のグルメ・お土産・モデルコースを津々浦々に流布する快進撃の様相を呈しています。

大袈裟な表現をお許しください!
奈良盆地に囲まれた大和の民に奈良時代以来の陽光が差そうとしているのですから!

泣くよウグイス平安京」でご存じの通り、桓武天皇は平城京から長岡京、平安京へと遷都していきます。

【せんとくん】
奈良県公式ホームページより

そんなこんなで不貞腐れちゃったのでしょうか。奈良公園中の鹿たちが束になって攻め込んでも勝てないほどに京都に差をつけられたわけです

794年から今日までの時間は、京都に対するジェラシーを醸成するには十分すぎるほどだったということですよ桓武さん。

ジェラシーというか羨望ですね。

しかし大仏様を前にすれば奈良県民の嫉妬心は綺麗さっぱり消え去るともっぱらの噂です。

【猿沢池】
カメがたくさんいます。
奈良時代、帝の愛が衰えたことに悲嘆した采女が
身投げをしたとの言い伝えアリ。
※采女:朝廷において天皇や皇后の身の回りのお世話を
専門に行った女官


しかし京都に差をつけられているのは悲しいかな事実でして、奈良には京都タワーのように高い建物もなければ京都ポルタのような地下街もございません。
京都バスのような発達した交通網はなく、道路にはシカ飛び出し注意!の看板が。

それはそれでいいですよねえ。

【五重塔】
現在は工事中。

したがって奈良県民は小さい頃は五重塔を日本の最高到達点だと思い込んで暮らしてきたわけですね。

幼少期の私なんか親が運転する車窓から見える赤白の送電鉄塔を東京タワーだと信じて疑わなかったですからね。戦後復興のシンボルが国道24号線沿いに連立していては箔がつきません。

ちなみに奈良には古墳がたくさんあります。

地下街を作ろうと思っても、古墳を掘り当ててしまうと担当した業者が調査費用を払わないといけなくなるため、皆さん及び腰になっているそうです。噂ですが!

【興福寺 中金堂】
写真では伝わりづらいですがすっごく大きいです。
【興福寺 南円堂】

奈良のアピールをと思ったのですが、節々に京都への憧憬が垣間見える形になってしまいました。

とにかく皆さん来てください!奈良に!

京都よりは人は少なく、時間がゆっくり流れています。奈良の人や鹿たちは大仏様のようにのんびり優しいです。

観光される際はぜひ「いざいざ奈良」のサイトをご参照ください!

また奈良について書きたいと思います。

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