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留学37週目

2学期の授業期間が終わった留学37週目。

あとはエッセイ2つ書いて、期末試験を2つ受けるだけ。
バイト先にいついつ辞めさせてくださいの連絡をしたし、退寮の手続きも始めたし、家族へのお土産も揃いつつあるし、心はまだまだオーストラリアに残る気分だけど、頭はオーストラリアをあと1ヵ月で出る方向で動いている。ただ、こっちでお世話になった友達へのお手紙を書くことだけはまだ始められない。手紙を書くことを想像するだけで胸がきゅーと締め付けられる。渡す時間がなくなってしまう前に書かなければ。

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先週末から今週の始めまで、オーストラリア滞在中の日本人の友達がバスで3時間かけて遊びにきてくれた。

その友達、やることはきっちりやるし、自分をきちんと律することもできるのだけど、楽観的にのびのび生きているのね。せっかく遊びに来てくれたけど、あやのに会いに来ただけだから~と半日観光しただけで満足し、後は3日間キャンパスから1歩も出なかった。一緒に大学の図書館に行ったり、私の寮の友達と一緒に夜ご飯を食べたりして、大半は部屋でゴロゴロした。物理的に(?)こんなにのんびりしたのは久しぶりだったし、その子と夜通しお酒を飲みながら語っていると、なんだかその子ののびのび思考が移ってきて、私まで心がのびのびした。

いつからか1秒たりとも無駄にしないぞくらいのキチキチな心持で勉強するようになっていたな~と急に自覚した。休むことなく険しい山を登り続ける登山家もいいけど、途中でシャケおにぎりとか食べちゃったりしながら、見晴らしのいい丘を登るのもいいよな。


そんな平和な週末後の1週間でちょっともやっとしたこと。ほぼほぼ書き終わったエッセイ1つを先生に見せたら、けっこう批判的なことを言われた。内容についてのアドバイスは納得し、ありがたく受け取ったのだけど、私の英語に対するコメントでもやもや。「文法的には合っているんだろうけど、あなたの英語、なんか気持ち悪いわ。AIを使って修正しなさい」と言われ、結局ちゃんと読んでくれなかった。ネイティブスピーカーが気持ちいいと思う英語でなければ受け入れてもらえないのかと落胆。確かに、他の子の書くエッセイと自分のとを比べると、何か違うと感じる。使う単語とか文の構成とか。私はたぶん必要以上に文を複雑にする(回りくどくする)癖があって、それがネイティブからすれば不自然なのだと思う。文法さえ合ってればなんでもいいやはやめよう。難しいね。


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4日間ずっと誰かと一緒にいたのに急に1人ぼっちの生活に戻った寂しさと、1ヵ月に1度の気分が沈みがちな時期がやってきたということで、ちょーっと落ち込み気味。大橋トリオさんが優しい声で「まぁ気楽に行こうぜ」と歌う "それで良いんじゃない" をリピートして聴いて、落ち込み気分が通り過ぎるのを待っている。唯一の救いは、先週末泊まりに来てくれた友達と「実はあの頃ね」ってした昔の暴露話や、私を笑わせるために友達がかましてきたボケを時々思い出してニヤニヤできること。

あ、あとね、今週のある早朝に、寮でおっきいカンガルーを見たっていう記録だけする!灰色のたぶん私の身長くらいある大きな大きな野生カンガルーが窓のすぐ外にいた。びっくりしすぎて、うおって自分でも聞いたことのないような野太い声が寝静まった寮に響き渡った。オーストラリアやな~。もう一度会いたいな。


半袖(なんならタンクトップ)の
クリスマスTシャツ。
南半球ならでは?



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