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遠足をみつめるひと

今朝、遠足に行く小学生の集団が電車に乗っていた。
赤白帽子を被った子どもがたくさん見えたから、いつも乗っている車両ではなく隣の車両に乗った。

遠足は子どもにとっては楽しい行事、非日常だ。
だから引率の先生に「静かにっ!」「まわり見てよー」「降りる人いるから通路空けてね~」などど言われてもまるで聞こえていない。だって楽しいもんね。わかる。

こういう光景を見ていると中学生時代の担任の言葉を思い出す。

「あのなぁ、ハッキリ言って学生の集団なんて電車に乗ってくる時点で、もう鬱陶しいねん!邪魔でしかないねん!!それを自覚して電車に乗れ!!!」

これを言われたのは、たしか校外学習の事前説明だったと思う。
その時は「なんてこと言うのこの人?!?!」って驚きと「まあ実際そうだよね」って納得する気持ちがあった。他にこんなにもどストレートに言う先生なんていなかったから。

実際に電車に乗るのが日常になった私からすると、なるほど鬱陶しい。
冒頭で、隣の車両に乗ったと書いたけど実際心の中では
「うわー、なんかいっぱいおるし…。」
途中から小学生の集団が乗ってきたときには
「うわー、なんかいっぱい乗って来たし…。」
と顔に出さずともうんざりしてしまう。

でも担任の言葉を思い出して「先生の言う通りでしたわ…」とちょっと懐かしみ笑えるのは、悪くないのかもしれない。


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