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マシュマロお返事 「老モテ」と時間の使い方について

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すごい!!!!「結い上げた~」は初期短歌部屋のときにつくった歌なので、古参ファンの方…ありがたいです

今回、一冊の本にするにあたり全体的なストーリーとして組みたくて、既存の歌をマイナーチェンジしながら連作(一首単位ではなく、いろんな歌がまとまってる形式)として再構成するということをしました。

この歌が入っている連作「ヤニとマカロン」は、大学時代にメイド喫茶でバイトしながら学校に通っているという一連で、タバコのにおいがするメイド喫茶の空気感を大事にしたかったので、名詞を入れ替えました。わたしは汚いことや地獄みたいな状況を飲み込みつつ、頑張ってポップさを装ったり希望を見出そうとしたりするコンテンツがとくに美しいと感じるので、これはこれでとても気に入っています

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ありがとうございます!!沁みいります…

多分、求めている答えでなくて申し訳ないのですが、時間の使い方において意識しているというか、そうせざるを得ない掟のようなものでいうと、「辛い時間は最小限に留めつつ最大限のハッピー時間を得る」ということです

本当は辛さゼロでデカいハッピーが得られるならそれがいいんですけど、人生ってどうやら多少辛いことも覚悟しないとデカいハッピーは得られない仕組みになっているようです しかし、辛い思いをすればするほどデカいハッピーが待っている、というわけではなく、純粋な比例関係にないこともわかってきたので、無駄に辛くなることは避けて、デカハッピーに繋がる辛さのみを選んで自主的に味わいたくなっちゃいます。今回苦しみながら歌集をつくったのも、超デカハッピーに繋がる辛さだったのでよかったです

ちなみにこの考え方別に良いと思ってなくて、人生というものは、無駄だと思うような経験にこそほんとうは思いがけない大きな発見があったりもするので、むしろ卑近で恥ずかしい考え方だとすら感じるのですが、これはわたしの中に合理性を重視しすぎる人格があって、自分でもやめたいけどやめられないのです(歌集のあとがきに書いた、あいつです)

答えながら思ったのですが、わたしは「有限である時間というものをどう使って生きるか」という軸では考えておらず、「つらみ時間とハッピー時間の効率化」にしか興味がないみたいです。独身だし、そこまで時間が溶けるような趣味もないので、ライフステージが変わったら容易に変わるのかもしれませんが

あなたは「仕事に体力温存するために趣味や興味をないがしろにしてしまうことがイケてないと思う」とのことですが、わたしからするとそれは自己管理がきちんとできていてイケてると思いますよ

例えば「仕事めっちゃこなしながらも休日は趣味や新しい興味分野に挑戦し精力的に活動する人」のことがイケてる人って思うのかもしれないけど(そしてそのイケてる像も全然否定しないけど)、わたしが思うイケてる人っていうのは「自分の生き様を知覚しそれに覚悟を持っているすべての人」て感じで、その人が精力的に活動しているかどうかはどうでもいいと思っています わたしの場合はね!

だから、あなたにとって仕事>>趣味・興味であることにまず胸を張ってもらって、自分の体力の量をきちんと把握しているからこそ主体的に休日を体力温存に費やしているのだとしたら、さらに超イケてるなと思います

わたしが前に言った「主体的な人生選択」というのはこういう、覚悟を持って生き方を選び取っているかどうか、みたいなイメージです

もしこういう仕事優先の生き方は嫌だと思うのであれば、もっと体力的に楽な仕事に変えるなどして趣味・興味分野に没頭できる環境を主体的に選ぶということもあって、それもそれで超イケてるなと思います。

歌集を読んでくださってありがとうございました。


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