見出し画像

変わらない中で変わっていくことの素晴らしさを推しを見て感じた

2011年から応援している私の推しが、グループのリーダーになった。
モーニング娘。'24の生田衣梨奈ちゃん。
2011年4月29日、コンサートで一生懸命な姿に一目ぼれをして以来、私はずっと生田衣梨奈ちゃんを応援している。

生田衣梨奈ちゃんは、モーニング娘。に2011年に加入した9期メンバー。在籍期間はもう13年を超えていて、歴代最長となっている。
昨年11月、同期の譜久村聖ちゃんがグループを卒業。生田衣梨奈ちゃんがリーダーを引き継ぎ、9期メンバーは1人になった。現在のメンバーで一番の先輩だ。

私は彼女をずっと推し続けていたけど、まさかリーダーになるとは思っていなかった。
だって、彼女はもう今年27歳になる。きっとアイドルの卒業は遠くない。
なら、もう少し後輩からリーダーを選出して、ずっとサブリーダーをしてきた生田衣梨奈ちゃんがこれからもサブリーダーとして支えるんじゃないか。そんなことを思っていた。

「やっぱりモーニング娘。って年功序列だな」
「あと少しで卒業するのにリーダー?あの生田が?」

リーダー就任が発表されたとき、インターネットではそんなネガティブな意見も見られた。
生田衣梨奈ちゃんは長らくKYで、自分が自分が、という立ち位置でやっていた。
そんなキャラクターも、ネガティブ意見が出る一つの要因だったように思う。本当は仲間思いでとても真面目なことは、えりぽんファンなら誰でも知っているけれど。
事務所の考えはわからない。本当に年功序列なのかもしれない。
でも、そうだったとしても、生田衣梨奈ちゃんが選ばれて、そして彼女はそれを受けたのだから、私は精一杯自分なりに応援するのみだと思った。
今までも応援していたけど、もっと、もっと。

2024年3月、待ちわびた新体制のツアーが始まった。
私は3月23日に行われた大阪公演に足を運んで、そして驚いた。

雰囲気が全然違うのだ。なんていうんだろう。とにかく明るいような気がした。
確かに、前リーダーの譜久村聖ちゃんはたくさんの歌割りを貰っていたし、その歌割りのほとんどが12期以降の後輩に割り振られていて、パフォーマンス部分でも変わったことは多くあったと思う。
でもそれだけではなくて、なんだかメンバー1人1人生き生きとしている。ある程度の統率はありつつ、個人が自由にやっているような。でもそれが良い。
もちろん、前が生き生きしていなかったのではなく、なんだろう。がっちり固まっていたというか。かっこいい!モーニング娘。だったのが、かっこよくて自由な!モーニング娘。になったというか。
リーダー(譜久村聖ちゃん)が前で引っ張るモーニング娘。だったのが、
リーダー(生田衣梨奈ちゃん)が後ろから支えるモーニング娘。になったというか。
リーダーが変わるとこんなに雰囲気が変わるのか。
生田衣梨奈リーダーのモーニング娘。をもっと、もっと追いかけたい。そんな気持ちになった。

そして、モーニング娘。全体だけでなく、生田衣梨奈ちゃん自身も前と全然違っていた。
パフォーマンスの中でも後輩と目を合わせて楽しそうにしている。今までそんなにたくさんの後輩とそうすることは少なかったように思う。
MCも毎公演頑張っていた。色んなお知らせを、お知らせとして出すのではなく、MCの話の中から繋げてお知らせしていた。
メンバーのMCもよく聞いて、そこから派生させたり。彼女はMCは苦手だったはず。本当に努力しているのだろう。
さらに、歌まで上手くなっていた。彼女は歌も苦手なはずだった…。
いまでもシングル曲ではあまり歌割りはない生田衣梨奈ちゃん。
「ソロパート、どうやったらしっかり伝わるかな?と研究してます」とのようなことを言っていたけど、ちゃんと伝わってるよ。すごいよ…。

加入して13年。
その間に私は大学を卒業して就職し、結婚し子どもが生まれ、会社を辞めてフリーランスになった。引っ越しも4回した。
長い間変わらずにいられること、それはとてもすごいこと。
でも、変わらない中の変化はたくさんある。メンバーの変化や、リーダー就任はもちろんのこと、歌やMCのスキルアップだってそうだ。
変わらない中で変わっていくこと、成長し続けること、本当に素晴らしいと思う。

変化することが良し
そんな風潮が強い世の中である気もしているけれど、変わらないことも素晴らしいことであること、変わらない中で変わることができること、も忘れずに心の中に留めておきたい。
私も当分環境を変えるつもりはない。
変わらない環境のなかで、成長し続けられるように頑張ろう。

大好きな推しを見て、改めてそう感じた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?