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"ご褒美"がすきだ

自分にはこれといった特技は全くないが、
昔から自分にご褒美をあげるのは得意である。

「もう少しで誕生日だから」
「この前のテストの点が良かったから」
「今度バイトのお給料がいつもより多いから」
「先月服をあんまり買わなかったから」

学生時代からそうやって何かしら理由を付けては自分にご褒美をあげてきた。『自分に優しく、人に優しく』がモットーですとか言いたい。

時には美味しそうなケーキを、
時には雑誌で見た口紅を、
時には欲しかった小説を、
時には一目惚れしたワンピースを。

カメラロールにあった一番古いご褒美の写真は、もう何年も前に家族で食べたクリスマスケーキだった。サンタを弟に譲って姉らしいところを見せたが本当はチョコプレートの方が食べたかっただけなのは覚えている。

社会人になって上京して、でも休日は家で過ごす日々が続いてあまり出かけることもなくて、それでもやっぱりご褒美が好きだと最近感じている。

先日めでたく(?)誕生日を迎え、ありがたいことに何人かの友人や先輩にお祝いをしてもらった。直接会ってご飯に行ったり、美味しいものをご馳走になったり、悩んで選んでくれた素敵なプレゼントをもらったり。遠方にいて会えない家族や友人からはメッセージも届いた。人からもらうご褒美も大好きである。

今日、自分にご褒美をあげた。
先週、残業続きでろくにご飯も食べられなかったけど元気でいるわたしへのご褒美である。

大好きな小説家さんの単行本のフラゲ、
ここ最近書店でいつも買うか迷っていた本、
大好きな子が推していたエッセイ。

ちょっと贅沢なご褒美になった。ご褒美なので今日は軽い罪悪感を財布に押し込めて無理やりに閉じる。経済回して何が悪い。

さ、次のご褒美を考えながら眠ろ。

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