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リリ唄振り返り Dark side

今日も彩花です。

先日のLight side振り返りに続き、今度はDark side。
カラフルポップなLightに対して、スマートクールなDark sideです。
休憩時間はとっても静か。
どちらが良い悪いではありませんが、LightとDarkはとにかく対照的でした。
集う時はみんなが車座になって、全としてお話。
やはりこれがお芝居に出たことでしょう。

Dark sideのリリィちゃんは、ちゃんと使命を全うしていました。
「1人だけ連れていくと言ったでしょう」
実は、明確に物語として意味を持って、同じ台詞なのにLightとDarkで動きが違う箇所があります。
果たしてどこでしょうか。
配信で探してみてください。
そんなDark sideの面々はこちら。

相沢役 兜森さん
んも〜〜〜とにかく松岡とのやりとりが尊い。
あと顔面良すぎてたまにびっくりする。
身体も言語も全部説得力のある相沢だった。
たまにほろりと兜森さん自身の持つ優しさが垣間見えるのがとても愛しいポイント。
Light/Dark関係なく、お稽古場にたくさんいらしてたのも印象的。
ちゃんと相沢を手にして、毎回的確に台詞をくれる。
これって簡単な事じゃないから本当に尊敬する、私はまだ未熟な部分。
Dark sideのツインタワーの1人、それこそ大黒柱ともいえる彼に、私は存分に甘えていました。
ありがてえ。

久米役 きっしーさん
Dark sideのツインタワーのもう1人。
こばさんとリモート繋いでないお稽古の時、率先して引っ張ってくれたり、リモート稽古での演出との齟齬があった時に紐解いてくれたり。
劇中は久米として周りをたくさん見て、己も深くして。
とにかく必要な人でした。
初めて彼女を見たのはメラならの時でしたが、あの時もーーーほんっとかっこよくて!
うええぇそんなきっしーさんとご一緒できるなんて、って感動したものです。
アクションやってるきっしーさんもかっこいいけど、私は久米の様な目の柔らかい役も、引き込まれるなって感じました。
尊敬の眼差し。
またあいたいです。

満三郎役 よっくん
パンダさん。んも〜パンダさん。
ごろんごろんしてないでよ可愛すぎるから。
そんなよっくんならではの可愛さも出しつつ、(状態の深さはアレだけども)満三郎なりの葛藤、というか、明るさと暗さ?そんなものが色濃く出ていたのが印象的。
暗い時、ほんっと虚無の顔してる。
陰が見える。
ああでも皆さんからは背中だったから見えなかったかも……ああ……!
不思議な存在。唯一無二。
あとこばさんのことがほんっとに好きなんだなっていうのが(劇団員みんなそうだけど)垣間見えて、ほっこりした。
よっくんが笑ってると安心するわ。

由良役 ふっきーしゃん
ふっきーしゃんが初日前にくれたLINEが私を動かしてくれた。
天才的なフライヤーデザインから、愛しい由良の構築まで、今回たくさんたくさん今作に寄り添ってくれた彼女。
だからこそ、彼女からもらう言葉に、勇気をもらった。
リリィでいていいんだーって。
初日あけてからもたくさん気にかけてくれて、なんと優しい人だ……と感動ばかり。
優しいふっきーしゃん、優しい由良。
合致して、深まる工程が、みてて愛しく。
どんどん肚から出る言葉に変わっていく様に、私は惹かれ続けた。
今度はお化粧も服装もちゃんとしておしゃカフェ行きましょう。笑

ジュン役 蓮ちゃん
れーーーんちゃん!大好き!
たくさん大変だったと思う。
蓮ちゃんが苦しそうな時、私はなんとか貴女の力になりたいって思う。
それは蓮ちゃんが私にたくさんの力をくれたから。
私は今回蓮ちゃんに何か届けられたかな。
彼女のジュンは、内側の渦巻きが相当。
ごごごごごって感じ。
優しいんだねえ、優しいからたくさん我慢して、その貯金が心にいっぱいたまってるんだねえ。
ぐちゅぐちゅをみせてくれてありがとう。
蓮ちゃんはとても綺麗だ。

マサト役 うっちー
今回実は大いに甘えていたのは彼かもしれない。
私が宙キャンさんに関わらせてもらって、唄バラ、るっきん、どりたむ、そしてリリ唄と、全て共演させてもらってるのは彼だけだ。
だからこそ、泣き言も結構聞いてもらっていた。
頼もしい。
彼の演じるマサトには、何度も心を持っていかれそうになった。
ジュンの独白を聞いてる彼の顔を見て欲しい。
なんと切ない顔だろう。
配信じゃ見えにくいかな、どうかな、でも見て欲しい。
いつもありがとう。

青木役 ひろあきくん
こばさんから青木の言動に対して「素で笑っていいよ」って言われてて、いや〜言ってもいつか慣れるだろ〜なんて思ってたら、物の見事に千穐楽まで慣れることなく、ずっと素で爆笑してました。
勢いがすごいのよ。
どんな情緒してんのよ。笑
清涼剤として存在してくれました。
1年くらいの付き合いですが、今回初めてこんなにお喋りしました。
ひろあきくんの感性はとても面白い。
もっともっと知りたいって思った。

松岡役 いのすけ
出会いは宙キャンさん前作のどりたむ
逆班の相手役でした。
あの時から、達者な俳優さんだなって、上から目線みたいに思われるかもだけど思っていて。
今回同じ座組になって、より一層の其れを感じました。
彼の松岡の、閉じた感じ?
上手く言葉にできないけど。
狂気すら感じる冒頭、そこから他者との交わりから出てくる人間らしさ。
可愛いよねえ松岡。
DarkもLightも含めて、1番リリィに牙を剥いてきたのは、ある種彼の松岡でした。
油断すると喰われる、恐怖と隣り合わせ。
いのすけの松岡だったら、どこをどうすればストレスを与えられるか、ずっと考えていられたのは、そんな彼だったから。
またご一緒したいわ。

二ノ宮役 まゆちゃん
まゆちゃんがnoteに書いてたこと、ちょっとわかる。
私も透明人間みたいな気持ちで生きてきた、生きてる。
存在の認知が、他者との交わりによって生じるとしたら。
私はまゆちゃんの存在によって沢山心を動かされた。
端正なお顔立ちなのは、るっきんの頃から知ってた。
関係ないけど、まゆちゃんの「あんたら」って台詞が好き、好きってか言われたい(?)。
話戻して、今回特に印象的だったのは、目。
目を合わせる機会でいえば、二ノ宮が1番合わせてたと思う(美島は前髪のお陰で合ってるかわかんない時もあるから笑)。
まゆちゃんのおめめ、とっても綺麗よ。
硝子玉みたい。
カラコンとかそういう話じゃないよ。
理屈じゃないそれは、観てくれた貴方には伝わってる筈。

美島役 はせ
ここだけの話ですが、私はいつかはせと喧嘩をするんじゃないかと思っていました。
それは、彼が自分にとって「同い年だから」という、私の甘え。
別に何の前振りとかなく喧嘩をしたいと思っていたわけじゃなくて笑
ちゃんと向き合って、議論したいって思った。
そんなことしなくても演劇は作れる。
けど、演劇じゃない、私の中で。
だから、積極的にはせに話しかけて、今作の理解をすり合わせようって思った。
結果としては私がダル絡みしてただけだったかもだけど笑
そのかたちがどうであれ、私はその瞬間、美島を本当に好きな、ふり、をした。
ふりだけど、本当に好きだった。
美島への没入。
それは彼の美島があったからこそ。
さいごの美しい顔をあんなに間近で見られたことは、私だけの特権。
Dark sideの美島は貴方だ。
ありがとう。

私が泣いてたら黙ってそばに居てくれる。
大好きなDark side。
人を愛するって曖昧な言葉なんて、どんな意味でもいし、どんなに気のせいでもいい。
その心は、何かを突き動かすものだ。
そんなラブストーリーなDark sideも、配信で。


彩花

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