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Tシャツの話 vol.3 ヘンリーネックとは?

今回はTシャツの話vol.3【ヘンリーネック】について書いていこうと思います。
合わせてお読み下さい。

これはTシャツが出来るまでの事書いてます。

そしてこちらはラグランスリーブについて書きました。

そして今回はvol.3というわけで【ヘンリーネック】についてです。
ヘンリーネックとはまさしくこの人の着てる…

そう、バカボンのパパがいつも着ている首元にボタンがついたやつですねー。
これがヘンリーネックです!

では何故ヘンリーネックが生まれたのか。

まず名前の由来ですが、ヘンリーはイギリス•テムズ川の上流ヘンリーからフィリスまでの水路があり、そこで開催されていたボートレースの時に選手が着ていたユニフォーム、このネック形状からヘンリーネックと名付けられました。
その形状というのが丸首、そして前側中心部に2、3個胸のあたりまでボタンが付き、開閉できる事が特徴でした。

画像引用 

そのボートレースこそイギリス・テムズ川で開催される歴史ある競技【ヘンリー•ロイヤル•レガッタ】の事です。
イギリスの夏場シーズンには非常に盛り上がる有名なスポーツだそうです。

そんなヘンリーネックTシャツですが、最初に製品として販売したのは

画像引用 

Health Knit(ヘルスニット)
でした。

引用 e-BEGIN

こちらは40年代の希少なものです。
現在のものと変わらず胸に3つボタンと変わらず今に引き継がれていますね。

始まりはボートレースでしたが、当時の働く男達がこぞって愛用していたのだHealth Knit社のヘンリーネック。
3つボタンヘンリーネットと4本針といつ特殊なミシンを使用して縫製されたボディ、そして太めの首元のリブは簡単にはヨレる事はありませんでした。

なぜか屈強な男のイメージがヘンリーネックにあるのはこういった歴史の背景からなんでしょうね。海外のハリウッドスターとか肌黒くてヘンリーネック着てるイメージありません?笑

はい、それでは今回はヘンリーネックについてのお話でした。
以前のTシャツもそうでしたがヨーロッパで既にあるものを商品にするアメリカ…ってそんな感じしますよね。
アメリカという国の資本主義が世の中に広めたものは多くあり、これからもきっとそうなんでしょう。
洋服の歴史からそんな事を感じた今日この頃でした…

ではまた書きまーす!

#ファッション雑学
#ヘンリーネック
#ヘルスニット

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