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台場仕立てとは

平日は毎日 #ファッション雑学  を書いていますが、週末には日常的なことを書いています。
今日は平日なのでファッションの話。

今回は台場仕立てについて書いて行こうと思います。スーツやジャケットをオーダーで作ったことがある人は聞いたことがあると思います。

先日書いたこの【剣ボロ】についていそうですが、知らなくてもいいファッション雑学を書くのがこのnoteです。笑
なので今回もお付き合い下さい!

【台場とは?】

そもそも台場とは?
お台場ともいいますが、ジャケットの内側のポケットの周りを生地で囲う仕様の仕立てのことを指します。
はい、意味わからないですよね?笑

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こちらが通常仕様のポケットです。
つまり台場仕様ではない仕様です。
恐らくこだわりがなければこっちが多いと思います。

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そしてこちらが台場仕立てです。

上の写真はポケットの周りは裏地だけですが、下の写真はポケットの周りをスーツと同様の生地で囲っているのがわかると思います。

一般的に既製服で台場仕立てがされているものはコストがかかるので多くはありません。
あっても少し価格はその分すると思って下さい。

【なんのために?】

それでは何故このような仕様にするのか。
先に書いた通り既製服よりはオーダーなどで目にする、聞くことのあるこの台場仕立て。
やらなくてもいい事なのでオプションのひとつです。こうすることによってジャケットの耐久性を高めるということ、そして高級感が出るという2点がこの仕様にする理由です。

昔のスーツは裏地が弱く、表地より裏地が先にダメになり、裏地だけ取り換えることをしていたそうです。しかし、裏地の取り換えは作業的にも手間がかかりコストもかかる、更にはその際にポケットもダメにすることもあるそう。
しかし台場仕立てであればポケットの裏地交換の際に作業が減る為、そのような工夫を施したようです。

そしてもう一つの高級感ですが、「高級感っている?」と思う方もいると思いますが、世の中にあるオプションは大体そんな理由じゃないですか?やらなくてもいいけどやったらカッコいいとか、やったら更に良くなるとか…
この台場仕立てもそちらの意味合いの方が強い気がします。

今のスーツの裏地って破けるってあんまりないと思うし、もちろん着用の頻度もありますが、少なくとも昔よりは素材の種類も増えていますし、丈夫な化学繊維生地もありますしね。

ただ、耐久性があがることは事実なのでオーダーで迷った時は、少し金額も増えますが台場仕立てになっている方がいいと思います。


と言うわけで今回は台場仕立てについて書いていきました。

見えないオシャレってこのことで、ファッションってそういった事が非常に多いと思います。
実はココがこうなっているとか、ここにポケットがとか…
自分にしかわからないことかもしれないけど、それが逆にいいんですよねー。笑
僕自身洋服好きなのでわかります!

見えないオシャレもファッションの楽しさです!

それでは、また書きまーす!

#ファッション雑学
#台場仕立て
#見えないオシャレ

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