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私は犬の皮をかぶった猫

犬っぽい、猫っぽい。
あなたはどっち?


私は背も腰も低くニコニコした態度から、
交流が浅い人からは「小動物っぽい」と言われる。

もふもふふわふわで、癒し系。
悪くない。
むしろ、すき。

でも、私はそこまで可愛くないし、
ちょーっと、物足りないかな。

かといって、
犬っぽいほど忠誠心もないし、マテもできない。
猫っぽいほど、自由気ままでもない。

「あなたを動物にたとえたら?」
とかいう就活の謎質問、しんどかった。
なんて答えたかは覚えていない。
その面接の合否すら覚えていない。

自分では、あまりイメージがわかなかった。


先日、高校からの友人たちと、
ペット飼いたいね~と話をしたときのこと。

「えるは、猫っぽいよね。」

と、不意に言われた。
え?そう?
そう言った友人以外からも、異論は出なかった。

その後、
別の友人が「あまりにも猫飼ってそう」で盛り上がる。
盛り上がりながら、私、猫なんだ。と思考を巡らせ。

たしかに、超マイペースだし、気分屋だ。
メール類の返事も遅い。
飼い主のPCや新聞に居座る気持ちもわかる。
集まりも好きだけど、気が乗らないと絶対行かない。
具合悪くても隠す。

…あれー、結構、猫じゃん。

大人になってから、自分のよさ、自由奔放さを抑えすぎていたのかもしれない。

周囲から求められる、誠実さ、忠実さ…
つまり「犬らしさ」。

期待に応えようと犬になろうとしてみたけど、やっぱり猫は猫なんだよなあ。


ということで、西園寺えるは目下、
『枝に止まるふくろうに憧れて下からちょっかい出してる猫』です。
ふくろうの落ち着きと賢さと、もふもふと強さがほしい。
夜行性にはなりたくないけど。

ふくろうサイドの方(?)、まちがえて捕食しないでね。
見てるだけだよ、無害です。たぶん。

それでは。

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