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note#2. Company History

2008年に会社を興してあっという間に干支一周しました。2020年4月、いよいよ我が社も中学生になりました。無我夢中で走ってきたこの12年間を書いてみようと思います。

1. リーマンショックYearに始まる我が社

2008年、私が惚れ込んだイタリア製のゴルフシューズブランドを日本に展開するため、アメリカから完全帰国し、会社を設立しました。リーマンショックに始まり、これ以下がないと思っていたのですが、今年来ましたね😢。元々は本社からの金銭支援を予定していたのですが、情勢悪化でそれがゼロに。結局完全自己資金で始めることになりました。

商社勤務経験も、日本での就職経験もない私。輸入をするということ、ブランドを展開するということがどういうことなのか、知識もないまま勢いでスタートした、いや、してしまったのです。29歳の時でした。若さってスゴイ!

2. 創業から数年間の歩み

重い革靴をシューケースに詰め込んで、父の車を借りて都内の百貨店に営業を始めました。コネも何もない状況で、とにかく足を運んでは商品を見せて回りました。日本での就職経験がないことがかえって幸いしたのかもしれませんね。知っていたら、百貨店はハードルが高い、どうアプローチするかなんて複雑に考えていたかもしれません。

順調に取引先が増え、売上は右肩上がりでした。髙島屋、伊勢丹、阪急、松坂屋などの大手百貨店のゴルフ売場に並ぶようになりました。また、エンドユーザー様、バイヤー様、メディア様を一度にご招待して、単独で公開展示会(Private Trade Show)を都内で開催しました。通常のゴルフメーカーの展示会は、バイヤー様、メディア様のみで行いますが、このころから直販することを意識していました。

3. 7期目最大のピンチ

いい時期は長く続きませんでした。六本木ヒルズが見えるところにオフィスを構えるまでなっていましたが、5期目ごろから経営不振に陥りました。まず、仕入面。イタリアから思うように商品が入荷しなくなったのです。本社と工場の関係が悪化、その影響を受けました。そして販売面。本革シューズの輸入関税は27%と非常に高く、日本での販売価格は5万円以上に設定。回転率の悪い商売だったのですが、1つのことに固執してしまい、他のビジネスを考えることができませんでした。私の経営判断力が乏しかったせいです。

東京での事業と暮らしにピリオドを打ち、生まれ故郷の群馬に戻りました。幸い家族所有の空き家があったので、そこをオフィス兼倉庫にして、ひとりで出直すことにしました。経費はグッと抑えられたものの、発展性のある事業がない、結局状況は何一つ変わらない。倒産も覚悟しましたし、不安でいっぱいでした。

4. 女神は軽井沢にいた!

2015年1月に群馬に戻ってから3か月後、母と一緒に隣町の軽井沢に出かけました。「テニスコート通り」を歩いて旧軽井沢銀座通りへ。綺麗な佇まいの物件の前で思わず足を止めてしまいました。そこには「テナント募集」の文字が。迷わずその場で不動産屋さんに連絡をして、すぐに内見、その2週間後にお店をスタートしました。何かやらなくちゃという思いに背中を押されて。

実はお客様との会話の中で、「夏の間2~3か月は軽井沢の別荘にいてゴルフを楽しんでいる」とよく耳にしていました。だから、いつか軽井沢に店舗を持ちたいと夢見てました。それが現実となったのです。

幸い内装に手を加える必要がなかったため、一部の什器と商品を持ち込むだけで、お店が完成しました。でもレジのことやクレジットカード決済のことなど、知らないことばかり。できるだけ費用をかけずにどうやってお店を運営していくか、調べて調べて。

5. 業績改善

9期目から海外ゴルフ商品の輸入窓口業務をスタートしました。代理店契約しているアメリカの2社に加え、単発でバイイングや輸入のお手伝いをさせていただくようになりました。これは、アメリカ時代、取材で毎年訪れたPGAマーチャンダイズショーで培った交渉力を活かしたお仕事です。やってきたことが10年後に花咲くなんて!いつ何がどう繋がるのかなんてわかりませんね。

お店は口コミでどんどん広がり、リピーターのお客様もとても多くなったのですが、海外出張が多くなり、お店は週に4日開けるのが精一杯でした。こんな矢先にさらに次のお話しが。新しいゴルフファッションビジネスを立ち上げるという社長様から、ゴルフシューズを作って欲しいという依頼が入ったのです。そこから新ブランドを作り、シューズの開発を始めることに。4月から始めてわずか半年で量産体制に持っていくことができました。奇跡的なスピードでしたが、本気だったし集中したことで一気に前進しました。靴工場がインドネシアということで、これまで縁のなかった東南アジアにご縁ができました。

6. 現況

新ブランド誕生から4年目の今年、2020年という節目の年ということもあって、流通体制を自社完結型(企画・生産・営業・販売の一連の業務を自社で行う)に変更し、スタッフ3名増員、時々作業をお願いするパートも含めて9名体制で臨んだ矢先にコロナショックです。出展を予定していた3月のジャパンゴルフフェア@パシフィコ横浜が中止となり、その後立て続けにイベントがキャンセル。店舗スタッフも入れて、週6日営業をトライしようと思っていたのですが、6年目となる軽井沢店舗も未だオープンできない状況です。なんとか会社の継続と雇用を守ることを念頭に、SNSやオンラインショップなどの充実を図るべく改善に取り組んでいます。

noteを始めたのもこんな時期だからこそ、自分がこれまで20年間ゴルフ事業を通じて得たことや事業に対する思いをきっちり伝えていきたいと思ったからです。私の挑戦はまだ始まったばかり、これからの時代を生き抜いていくために、今はじっと耐え準備をしていく時期だと思っています。

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