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ナショナルギャラリーのひまわり

「エコテロリズム」なるものがヨーロッパの各地で勃発しています。
ここ、ロンドンのナショナルギャラリーでも、先月、環境活動家が、ゴッホの代表作「ひまわり」にトマトスープをかけるという事件が起こりました。
娘は、日本でも1番お気に入りの場所は「上野」というくらいの自称アートフリーク。
トマト缶をかけられた「ひまわり」は、逆にそのままの状態で飾られてアートになってるのでは?!と期待(?)を胸にいざ、トラファルガー広場のナショナルギャラリーへ。

さすが世界有数の観光地。混み合っています。みんな、ライオンと記念撮影していました。三越のライオンのモデルになっているのもこちらの獅子たちです。
ハーフターム中ということもあり、子供向けのワークショップが開催。イギリスを代表する画家、ウィリアム・ターナーの絵の前で模写&詩の作成というワークショップに参加しました。
本物の前で模写。贅沢な時間です。

あれ?
元通りになってる!
実はこちらの絵は、ガラスできちんと防護されていて、絵画自体には被害はなかったそう。
もちろん、防護ガラスのない作品も多数あり。
防護ガラスがある作品を選んでやってるんですね。(変なところで感心)

面白かったのは、名画の前に行くと横からまず、ガラスがついてるか、の確認をする人が沢山いた事。もちろん私たちも例外ではありません。
ヨーロッパに行くと、子供向けのワークショップも含め、一流アートが人々の身近にあるのを感じます。
その理由の一つ、ロンドンの美術館は入館料がかかりません。
その代わりに、芸術を守っていくために寄付金を納めるのが主流です。
子供も大人も、美術館を見かけたら入りますよね。そんな場所がロンドンの街中にあるのです。

逆に、ロンドン塔やウィンザー城などの国の建造物の入館料は、25ポンドほど。日本円にすると5000円弱!
それに比べると、美術館の寄付金は5ポンドから受け付けているので、ロンドンへ行ったら美術館巡りはマストです。

レオナルド・ダ・ヴィンチも!ガラスはある?ない?

娘1番のお気に入りはこちら。
題名は
「トカゲに噛まれた少年」
宗教画が並ぶ中で、このようなシチュエーションが描かれていた事にとても親近感が湧いたようです。
ずっとこちらの絵の前で大笑いしていました。

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