”認めてほしい。許してほしい。櫛に絡まった髪の毛を一本一本取り除くように、私の心に絡みつく黒い筋を指でつまみとってごみ箱に捨ててほしい。

人にしてほしいことばっかりなんだ。人にやってあげたいことなんか、何一つ思い浮かばないくせに。”

「蹴りたい背中」綿矢りさ

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