見出し画像

成果でドヤ顔する2022にする

こんにちは。高野です。

年末なのでコーチングや1on1の機会で「1年の振り返りをしたい!」と言われることも多く

・この1年で印象的だった出来事はなんですか?
・2021年1月1日と今、何か変化はありますか?それはどんな変化ですか?
・来年何かやってみたいことはありますか?

などなど聞いているにも関わらず、肝心の自分は日々の業務とタスクに追われて何も思考できず、ほぼ記憶ないまま2021がどこかへ行ってしまいそうなので、年末振り返りnoteを書きます。

やったことが多すぎるので、ビックイベント3つに絞りました。

(1)シンプルに暮らそうと思ったけど終わってみたら死ぬほど積載していた話

去年の休学を経てなんとなく将来の方向性が見え始めたので、今年は大学と公衆衛生・産業保健の勉強に集中する予定を立てていました。

2021年3月時点での時間や体力の使い先(予定):
GHEPは2年間の公衆衛生プログラム

画像1


2021年12月末での時間や体力の使い先(結果):

画像2


でした。

3月時点のあやた会スライドでは「不安でいろんなことに手を出しまくってた3年間だったんですけど、一旦これらを高い質でやりたい!というところに落ち着きました」とメモがありましたが、結果として全く落ち着かず、相変わらずいろいろなことに手を出しまくっていました。

思えば4月は完全にセーブして大人しく大学の授業を受け、久しぶりの医学に触れて喜んでいました。


(この頃はまだ大学自体が1年ぶりで新鮮だから楽しそう)

ずっとオンラインで実家にいたので刺激が全く足りず、5月は花屋や展示会で単発バイトしたり、近所の居酒屋を偵察に行ってバイト探しをしていました。お金が欲しいというより、「社会とのつながりが欲しい!」とずっと言い続けていました。みんなより1年遅れで知ったけどオンライン授業って楽だけど結構精神に来るものですね…

5月にさんざんバイト戦士になった結果、もう少し負荷と裁量がないと気に食わないのだなという学びを得て、6月からは大学の授業と両立できるインターンをせっせと探していました。その後どういう訳だか職域接種にコミットすることになります(後述)。

職域接種がひと段落した後も勉強会に参加したり学生団体に関わったり、研究グループの仲間に入れていただいたり、完全に「自ら忙殺されに行くモード」にギアが入ってしまい、大学1-3年生のときと同じくせわしなく暮らしていました。
ただ、以前と違って「なんかやってないと不安だからとりあえずやる、別にやりたいことはない」「大学の中だけにいると視野狭窄でしょうもない大人になってしまいそう」という強迫観念は全くなかったので、好きなことを好きなだけやってめちゃくちゃ充実していました。

なぜか今年は「人事を尽くして天命を待つ」が静かなテーマになっており、「これだけやったからここで失敗しても私の問題ではないな〜」と自分のやったことと結果をある程度 切り離して考えていました。
淡々とタスクや業務をこなしていたので結果に一喜一憂せず、メンタルは終始安定していました。年々自分の実力を過信しているので、自信が増してきたことも影響しているかもしれません。そろそろ足元すくわれそうだから自分のポジショニングしっかり自覚しよう…


(2)職域接種思いのほかコミットした話

「社会とのつながりが欲しい!」「バイトでは物足りない、もう少し負荷と裁量がないと気に食わない」とインターンを探しまくっているさなか、世の中では職域接種の準備が始まっていました。

またバイトだけど受付とかやってみよか〜1週間くらいね〜と思っていたら、某Y氏から、

洋太さn

とお誘いいただき、やや悩んだのち、22の夏をがっつり捧げる職域接種ライフが始まりました。現場では受付や書類管理をして、裏ではマニュアル作りや配置調整、予診表の読み取りと集計、送付などを行っていました。

普通に毎日授業はあったので

7:00-8:30 在宅で仕事
8:30-16:30  大学の授業(オンライン)
16:30-19:30 在宅で仕事
19:30-20:30 コーチング(オンライン)


という感じ(授業9h、仕事4.5h)で暮らしていました。今思うと試験勉強の合間によくやっていたなぁという感じでしたが、半年ぶりに実世界と繋がれたことや仕事できることが嬉しすぎて、夢中で働いていました。あんまり記憶がない。

また、産業保健界、日本の一大事にどっぷり当事者として関われたことは私にとってとても意義深いことでした。普段から産業保健・公衆衛生界隈の先生方に「1人ずつ確実にワクチンを打っていくことがいかに大切か」をインプットしてもらっていたので、単純作業でも試験勉強に追われている時でも「社会貢献感」のようなものを感じることができ、常にみずみずしい気持ちで働いていました。

私が関わっていたプロジェクトでは オフィスを会場にして接種を行ったので、普段医療機関として使われていないところでその場限りのメンバーで接種を進めるなんておいおい大丈夫かいと最初は思っていましたが、最適化したオペレーションを考えるのはめちゃくちゃ面白かったです。特に、マニュアル作成や当日のスタッフの方へのオンボーディングなど、自分ができるようになるだけでなく、他の人もミスなくかつ気持ちよくできる、を考えることで、新しい視点を獲得する感覚がありました。

去年のインターンはものを知らなさすぎて(google カレンダーにどうやって予定入れるのかすら分からなかった)教えてもらうことや学ぶことが多かったし、一番下っ端の使いっ走りとしてガッツは負けません!という気分でした。
今回は今までの自分のスキルとか実力を発揮する気持ちで、また違う関わり方ができたのではないかな?と思います。インターン後半で結構悩ましく思っていたことが、今になって回収できたのかもしれません。


(3)ひょんなことから学生団体を立ち上げたり、別の団体で人事をやったりした話


久しく離れていた学生団体に舞い戻った年でもありました。

産業医もしくは他の方法で、組織作りや組織を通した個人のエンパワメントに関わりたい!

って言い続けていたら、どういうわけか2つの学生団体にて、組織を立ち上げる役目と人事担当者になる機会をいただきました。言ってみるもんですな〜(他にもぼーっとしてたら棚ぼた的なチャンスがいっぱい降ってきて強運な年でした。)


①医学教育学会 学生委員会の初代 委員長になりました

大学の先生からふわっとお声をかけていただき、色々ブレストしていたらいつの間にやら学生企画が進化して学生委員会になっていました。主にやったことはメンバーを集めること、企画の立ち上げです。

具体案が決まってない中で、自分がどんな価値を提供できるか、この組織を通してどんな影響を社会に生みたいかを考えて、一本釣りでリクルートしました。成功率50%くらい。

ここ数年、意外とリーダーになることは避けて省エネで生きてきたので、久しぶりに正面から組織に向き合うことになって、苦しいことの方が多かったです。しかし、本を読むだけでなく人の話を聞くだけでなく、自分の知識と経験値を総動員してリアルワールドで組織作りを試す感覚がめちゃくちゃ楽しかったので苦しみは今となってはあまり記憶にありません。

私がどれだけ関われたか分からないけど、目に見えてアウトプットが変わってきたメンバーをみて、純粋に感動しています。10年くらい感じていた「後輩苦手」という感覚も緩和されてきたかもしれません。何より私が一番学ばせてもらっているので後輩というよりはありがたすぎる仲間、の方が認識近いかな。

半年かけて下地が盛大に整ってきたので、ここから爆発的に価値を生んで行きたいし、同じ船に乗ってくれている人に価値ある体験を届けていきたいです。そのためには対外的に成果を出すことが不可避なので、引き続きがっつりねっとり関わっていきたいです。自分も他の人も別に楽をしたい/して欲しいとは思っていなくて、苦しくてもいいのでアウトプット出したい/ 出してほしいw 引き続き頑張りましょう!


②アメリカ内科学会 日本支部 学生委員会

ACP学生委員会に3年ぶりくらいに戻り、HR担当をしています。楽しい。学生団体で人事置いてるところってあんまりないかもしれません。

私が比較的早期(1年秋くらい)に学生団体を去ったのは

お金や責任が伴わない環境・メンバー構成で何かに取り組む
→本人の利益と団体の利益が一致しないこともままある(お金もらえないからバイトともまた違う)
→「苦しいけどやるって決まってるので頑張ります(我慢)」とか「なんでやってるのかわからなくて自然撤退しました」のケースがままある


という様子を短期間に垣間見すぎて、「学生団体…虚無の沼だ…ズブズブになる前に撤退…」となったからでした。毎日オフィスで顔合わせるわけじゃないから、いつの間にか置き去りになっている人も多くて、なんとなく居心地が悪いなあとも思っていました。

ACPでは、せっかく忙しいみんなが貴重な時間を割いてくれているし、せっかく同じチームにいるから、活動を通して何か良い経験やインサイトがあってほしい。ただいるだけ、惰性でタスクをこなすだけ、にならないでほしい。ポジティブでもネガティブでもいいから、本人に何か残るものがあるといいなあと思って委員長と副委員長と一緒に人事戦略(的なもの)を考えています。

具体的には、

・定期的に1on1して個人の目標やPJ進捗を確認したり
・長期・短期の目標設定をサポートしたり
・みんなからの声を元に施策を打ったり
・組織サーベイを作ってみて組織の現在地や性質を可視化したり


しています。今の所ちょこちょこ調べてはいるものの、ほぼ我流になっているので、もっと調べて再現性のある打ち手・プランニングにしていきたいです。


じゃあ2022年はどうする?

2021は結構暴れられたなと思うものの、うまくいっても失敗しても、喜ぶ暇も落ち込む暇もなく、次のことをやっていたので、振り返りや意味づけ的なことをほぼしていませんでした。
こうして振り返ってみて改めて、いつもチャンスを与えてくれる大人の皆さんへの感謝が改めて増し、猪突猛進すぎる自分に引いているところです。

打ってる手数が多すぎて質にこだわりきれなかったのが今年の心残りです。
何かをスタートしただけで満足したり評価されるフェーズは終わりにして、成果でドヤ顔したいし認められたい。

年明けから大学の近くに引っ越して一人暮らしと病院実習が始まり、どう工夫しても大学関連の拘束時間とタスクが増えることからは逃げられないので、「新しいことはじめるなら何かを一旦休止する(持ってるPJの数を増やさない)」をテーマにします。勇気ある撤退もして、今やってることを全部形にしたい。
ひとりで暮らすとすぐご飯食べなくなるので、ちゃんとご飯食べる…。やる気ではなく仕組みでは解決。(完全食注文しました。)

細々した目標はありますが、ひとまず成果を出し!ます!

今年は週1で群馬遠征して泊めてもらいながら授業受けたり、インターンするしないで大騒ぎしたり、多くの人を巻き込みながら引っ越しして、いつも以上に周りの人を振り回してお世話になった年でした!同じ形ではお返しできないことも多いですが、巡り巡ったお返しとpay forwardでなんとかしようと思ってはいるので、引き続きよろしくお願いします!

お高いプリン購入費に使います。