29.他愛ない会話の大切さに氣づく(入院6日目)
子宮頸がんの放射線治療中のSさんと話すようになってから
わたしの左隣のベッドにいたTさんも話しかけてくるようになりました
カーテンはひいてありましたが
わたしたちが病室の端っこで話しをしていることは
看護師さんたちも黙認してくれている状態だったので
お互いの病氣のことや入院までの経緯
わたしの描いている絵のことなど色んなことを話しました
このときにわたしは初めて『他愛ない会話』の大切さを知りました
それは子宮頸がんの放射線治療をしているSさんに聞いたこと
放射線治療の数値が人と会話をしなかったときより
人との会話をしたあとの方が良いという話しを聞いたんです
確かに会話というのはエネルギー交換でもあります(内容にもよりますが)
特に入院中って体が痛かったり心が揺らいだりということがあるので
人と話したり触れ合う機会があった方が心も和らぎます
その心の和らぎが治療の数値を良くしてくれるんですね
健康な方からしたら「長話をしたら疲れさせちゃうかも」という心遣いが
実は大病をした側からすると「他愛ない話しでもできたら嬉しい」という
想いのすれ違いみたいなものがあるのかもしれないとも感じたきっかけになりました
もしこの記事を読んでいる方でお友達で大病された方がいらした場合などは
本人に聞いてみて会話を望むのであればお見舞い以外にも
時間を決めて電話をしてみるなど(病院内に電話可能エリアがあるので)
会話をする機会を作るようにして欲しいな〜と想います
自分を想ってくれている人と直接会話ができるということは
入院中だけではなく退院後でもとても励みになるし嬉しいことなんです
そしてもし大病をされている方や、病後の心細い時期の方が読んでいたら
お話ししたい友達や大切な人がいるときは
「あなたとお話しすることで元氣が出るから話しがしたい」っていう氣持ちを伝えてみてくださいね
⭐︎命の尊さを伝える龍神アートを描いています⭐︎
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