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ドクター・ストレンジで泣く

こんにちは。最初に申し上げますと、このページは私の「この気持ちわかる人いるぅ?共有しよう。」というサークル活動になります。ある意味でねたばれも含んでおりますので、その点を理解してくださったそこのあなたからどうぞ先にお進みください。

まさか泣くとはね、この映画で泣くとは思ってなかったよあたし。なんでかっていうとこの手の類初めて鑑賞したんです。本当は「ファンタスティックビースト」を観る予定だったんだけど、なぜか座った劇場が「ドクター・ストレンジ」だったのね。

怖つアメリカのヒーロー映画じゃないのこれ、背後から魔女が足引きずってくるのがすんごい怖いんですけど(泣)と一人で両足宙ぶらりんにしてみていたら、クライマックスの方で泣いた。

本映画の最大の敵はスカーレット・ウィッチですよね。これは女性だったらみんな思うんじゃないかなと一人後から思ったんですが、魔女はあれですよね、どこか別の惑星に住む魔女ではない自分には愛するふたりの子供がいる。自分がその別の自分に代わって息子を愛していきたい、だってその彼女もまた自分だもん。それを邪魔する奴は徹底的に捻り潰す。彼女を突き動かす原動力は子供への愛、それがどんなにひん曲がった、全世界を破滅に追い込むことになってもそれは愛なんですよね。

だから、だからなんですよ、スカーレット・ウィッチが子供たちと対面し、投げかけられた言葉がまさかの「この家から出て行け、お母さんをいじめるな」。どんなに魔女が子供たちをなだめようとしても、両手を広げて抱きしめようとしても、逆に子供たちを泣かせてしまう。こんなにも恋焦がれてやっとこの腕に抱くことができると思ったのに、多大な犠牲を払ってマルチバースを抜けてここまでやってきたのに!!その瞬間のエリザベス・オルセンの火が灯っていない瞳、必見です。

まさか適役の気持ちに自分を投影し泣くなんて思わなかったけど(事実すすり泣きした自分の両隣の男性陣が気配でえっ?となっているのを感じたけど)、この終わり方は私的に良い終わり方でした。


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