つぶやき55日目(https://youtu.be/ngFc5A1_r4I から転載)

人間には他の動物にはない特徴があります。ある人は知能に関することを挙げるかもしれませんが、実はそれらの特徴はたった2つの特徴から派生して生まれたものなのです。

1つ目が拇指対向性です。自分の手を見てもらえばわかると思いますが、親指が他の指と対向する(対となって向かうこと)ができます。これは霊長類全般の特徴なのですが、これにより木を掴んでの生活が可能となったのです。しかし、人間は今、木を掴むための拇指対向性を別のことに使っています。それは道具を使うことです。この特徴のおかげであらゆる道具が使えるようになっています。指がすべて同じ方向に向いていると、道具の幅が狭くなるのはなんとなくわかると思います。

2つ目が直立二足歩行です。これは人間だけが持った特徴です。この特徴により、大きな脳を支えることができます。猿のように4つの手足を地面につけて歩くようなことがあれば、脳が前に出てしまいバランスがうまくとれません。なので、冒頭でいった知能の発達は、この直立二足歩行によって保証されている特徴だったのです。

この直立二足歩行はエネルギー効率が悪いらしく人間以外には見られない特徴らしいです。しかし、その壁を乗り越えて待っていた特徴は人間を生物史史上の未知の領域へ連れて行ってくれるでしょう。

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