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子どもの不思議

子どもは早生まれ7歳の小2息子と、3歳半の娘がいる。
2人ともとにかく寝相が悪い。私や夫が寝る場所がないなんて事はザラにある。もう起きようが構わずに、抱き上げて各々の布団に置いておく事にしている。大体起きない。

寝る時、娘は私の腕をひっしと掴んで、袖口から手を突っ込んでひたすら肌に触れる。
息子は、私は娘に取られたと思っているようで、夫の近くに行くのだが、体も大きくなってきて布団に潜り込むとシングル布団では足りない。それでいつも嫌な顔をされて悲しそうに寝る。

息子も赤ちゃんから3歳くらいまで、寝る時は私の首元から手を突っ込んでずっと乳首を弄ってくる乳児だった。ヘタをすると起きていても道端でやりかねないので、彼のサイラスの毛布だったのかもしれないが、母の人権もあるので勘弁してもらった。
眠りに落ちる頃に身体を触られるのは結構不快である。かつての息子も、今の娘も何故か私の肌を恋しがるから不思議なんだよなぁ。

2人とも、あれだけキレて暴れる母を見ているはずなのに母を好きという。
よく虐待を受けた子は愛情を欲して好き好きとアピールするというけれど、それなんだろうか。
真っ直ぐにぶつけられる好き、になかなか素直に母も好きよ、と言えないのだけれど、できる限り伝えるように努力はしているつもりだ。

息子は今、特別支援級にあるコミュニケーション教室に週一で行かせてもらっている。感情が制御できないことがあるのだ。それも、叫ぶ暴れるでは無く、落ち着かない・泣いたり落ち込んだりという方面で。
幸いにして勉強は好きなようで、算数は問題の読み飛ばしなどがなければ100点取れるし、国語の読解もそれなりに。歴史にハマって武将の伝記漫画を借りてくるようになった。最近は私がやっているDuolingoというアプリで英語も始めてみた。小2なので、ここからどうなるかは本人次第だし分からないけれど、さっぱりな運動よりは勉強のほうが好きみたいだ。
なので復習やおさらいの時間を使って通級している。通級自体は本人もモヤモヤが解放されるようで前向きに受け止めている。

ただ、ふとした時に「彼の生きづらさを後天的に植え付けたのは私では?」と思う時がある。怒鳴ったり、物を投げたりしていた時期に我慢強く接していたら、今頃はもっと伸び伸びと過ごせていたのではないかと。
でも私も小学生の時は大概泣き虫だったし、母親もキレまくってたし、勉強は苦じゃ無く伝記や小説ばっかり読んでたし、徒競走ビリだったけど、中学でソフトテニス部に入って2年からレギュラー入りして県大会に出ていた事を考えたら、これから変わる可能性に賭けてもいいのかなと思えるようになってきた。

息子はよく「母、ギューしてー」と甘えてくる。初めは煩わしい時もあったけれど、何かの瞬間に「あと数年、数ヶ月、数回かも」と思ってからは、可能な限り応えるようにしている。ほっと安心するのだそうだ。

娘は早くお姉さんになりたい気持ちと甘えたい気持ちがないまぜになって、複雑な3歳を頑張って過ごしている。保育園ではリーダー格でしっかりしている?とか。言葉も早かったので、今や大人顔負けの喋りだし、オムツもとれて失敗もない。気が強すぎて、月齢が下の男の子を言い負かせて泣かせてたりするようで。でも保育園の帰りに抱っこを強請ったり、仕事で両親共に遅いとずっと心配しているという。
最近はごめんなさいの後に「申し訳ございませんでした」とニヤニヤしながらいうので反省の色が全くみられない。
私が怒りモードに入った瞬間察知するのは娘の方が圧倒的に早い。さっと顔色を変えて真面目な顔になり、チャンスがあればそっと場から逃げる。
片付けを促せば「今からやろうと思ってたの!」と反論する。正直先が怖い。

気づけばできることが増えて、親の肌を、手を、目を離れていく。
私はそれを良いことに仕事の没頭しそうだけれど、今の子どもたちとの時間は帰ってこない事を肝に銘じておかなければと思う。
私と夫の元に来てくれた2人に感謝しながら、独り立ちまで支援と愛情を与えていこうと思う。

長い舌を出して戯ける娘を見ながら、そう思った。

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