与えられすぎると、逃げたくなる・・・
私は、会社員の仕事で、自社のオフィス戦略を考える仕事をしています。
そんな仕事柄、最新のオフィスビルを見学に行く機会も多く、
昨日も、東京で今工事中のビルのプレゼンルームに行ってきたのですが、、、
そこで感じたこと:
足し算合戦はどこまで続くのか・・・?
どのビルも、他のビルと差別化を図るために、とにかくサービスを充実させる潮流
共用部を充実させたり(テナント専用ダイニングスペース、フィットネス、コーワーキングスペース、最近はサウナまで登場したとか?)
入居者同士や地域と繋がるソフト面のサービスに付加価値を付けたり
趣味の領域も満たせるし、何なら健康管理だってしますよ!
というモードなのです。
もう、私としては過剰感満載です。
働く場としての機能性だけでは、わざわざ、オフィスに来る意味がなくなっている、そこを何とか! という想いがヒシヒシと伝わってきますよね。
ビル側としては、いかに魅力的にして、そのビルを選んでもらえるか
入居するテナント側の会社としては、いかに魅力的なビルに入居して、従業員に会社に来てもらうか、そして新たな人材の獲得につなげていくか
という意図が働くのはわかります。
「でも、そこまでして、ビルが、そして会社が、何でもかんでも与えなければ、もはや人を繋ぎとめておけないんですかね・・・?」
というのが、私の正直な気持ちです。
じゃぁ、従業員側はそれを求めているのでしょうか?
一従業員としての私の正直な気持ちは、
「充実したオフィスは魅力的だけれども、ビルに、会社にすべてを丸抱えされているようで、私の世界の大半がそこに持っていかれるような気がする、むしろ拘束されている感がある」
とさえ思ってしまうのです。
「自分の趣味の領域や健康管理なんて、会社とは別の世界で実現させたいわ~~ 自由にさせて~!」
と思ってしまうのです。
まぁ、どんなに充実した設備やサービスがあっても、使う、使わないは自由なので、勝手にすればいいのですが^^
な~んとなく、会社として抱える感が、どんどん増していくように思えて、、、それだけ会社の負担も増していくし、
個人としても、知らず知らずのうちに、会社への依存度が高くなっているように思うのです(そんなの、望んでないはずなのに・・・)
恩恵が受けられるなら、それに越したことない
まぁ、そんな考え方も私の中であるはある
でも、
「もっと、みんな自律して自由に生きたらいいんじゃないの?」
と、感じてしまう自分がいます。
そして、これ、子育てに当てはめるとわかりやすいのですが
なんでもかんでもお膳立てされたら、
自分で考える力もなくなってしまうし、
自分からやりたいという気持ちも摘んでしまう・・・
与えられることに慣らされてしまった私たちは、そんな状態になりつつあるのかもしれません・・・
束縛されるのが嫌だと思いながらも、
あえて与えられる続けることを望み、その枠の中にいることを選んでるのかもしれないですね、、、
だって、自分で決めなくても、世間並みにあれて、それなりに充実している感覚になれるから・・・
でも、近いうちに、そういうものに人は虚しさを感じるようになってくるのではないか・・・?
と、密かに思う自分がいます。
『exit 消耗ループ=消耗ループから抜け出して軽やかに生きていく!』
最後までお読みいただきありがとうございました。
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