見出し画像

「世の中の変化」という、キラキラ輝いて見える地獄

 
 皆さんこんにちわ、あやすけです。

 
 気付けば7月も後半となりましたね。東北の短い夏がいよいよ始まりましたが、同時に当店においては年間で最も稼ぎ時となる時期でもあります。
 
 6月の経営数値の記事の中で、7月の前半は客数が戻ってきていることを書きましたが、その貯金を今では食いつぶし現在は前年比マイナスです。

 コロナ第7波の影響もある程度は考えられますが、しかし一方で行動制限は掛けられていないという状況下です。インフレによる購買意欲の減少も大きくなっているかもですが、一方で当店はそうした影響を受けにくいと言われる生活必需品をメインに取り扱う業態です。


 つまるところ、「コロナ」や「インフレ」が収まったとしても「客数の減」はトレンドとして続く、という今後の見立てについては、今日も変更はありません。 

 
 時間帯別に客数をざっくりと視てみると、朝は増加、昼は横ばい、夜は減少、といった傾向が続いています。特に夜については、帰宅ラッシュである夕方のピークを過ぎた20時以降の客数が目に見えて減っています。

 「夜遅くまで出歩く」・・・仕事だろうがプライベートだろうが、それが流行りでは無くなった、と言うことなのかも知れません。世の中が変化したとも言えるかも知れません。


 私は「変化」という言葉が好きです。それは変化そのものが好きな訳では無く、「変化に対応する事」が好きだからです。新しいことを始めて試行することが好きだ、と言い換えることも出来ます。

 勤め人をしていた当時は、新しいことを始めて試行するというのは、もの凄くハードルが高かったです。その理由は、「組織に属しているから」だったかも知れませんし、「自分が組織の中で上手く立ち回るのが苦手だったから」かも知れません・・・私はいち組織人としては無能でしたから。

 そんな経験を経た現在の私は、だからこそ、変化に即座に対応する事が出来る今が、毎日楽しいのかも知れません。と同時に、だからこそ、対応が遅いと感じる本部への不満が止めどなく溢れ出てくる毎日なのでしょう。


 そんな毎日を過ごしていた中で、先日ふと昔の勤め先の近くを車で通った日があり、嫁が運転する車の助手席から見える外の街並みの光景に、私は愕然としました。

 会社への出退勤やお昼休みの際に嫌というほど見慣れたあの街並みから、記憶にあった建物がいくつも、キレイさっぱり無くなっていました。特に飲食店や商店が目に付きましたが、大抵は駐車場に変わっていました。一方で、大手チェーンのドラックストアだけが新しく何店舗も出店していたのが印象的でした。


 ・・・「世の中の変化」とは、つまりそういう事なのでしょう。私が新しいことを始めて試行する毎日を楽しんでいられるのは、私が経営陣の一人として働くお店が「まだ生き残っているから」なのだと思います。公平で平等な世界は、同時に残酷で冷たい世界です。だからこそ、淘汰の荒波を乗り越えるためには、お店も、私も、強くならなければいけません。


 
 親父オーナーに、「廃棄をもう少し減らしてみない?」と進言してみようかな(笑) 

 
 
 見方を変えれば、それもまた、「新しいことを始めて試行すること」でもあるのですからね。


 それでは今日はこの辺で。

 このクソッタレな世界と戦う皆様と明日もともに。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?