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リアルの友達と創作クラスタの友達の絶望的な壁

僕は大体リアルの知り合いには創作をしている、漫画をしていることを伝えても、実際に見せたりすることはない。それは自分の絵を見せた時に相手の好みに合うかどうかがわからないからだ。その話を、これからする。

リアルの友達は僕が絵を描いていることも、漫画を描いていることも知っている。おそらく彼らに絵を描く仕事を依頼されたら、やるかもしれない。だけど、僕は彼らに実際に描いているものをみせることはない。あ……でもこないだクリスマスパーティで、お世話になってる会社さんにパーティに誘われて、そのとき一緒に仕事をしている人に今はやりのジャンプ漫画の絵を描いてあげたかも。彼はよろこんでくれた。

閑話休題。

とりあえず基本みせることはしない。基本的なスタンスはね「絵は自分から見るよものであって、見せられるものではない」ってことなんだ。基本的に「君絵描いてるの?みせて!」っていうリアルの知り合いに見せて、よかった記憶は一度もない。微妙な反応で終わるだけだ。絵って種類があるから、もしかしたら相手はプリキュアみたいな絵が好きかもしれない。ジプリっぽいのが好きかもしれない、君の名は……みたいな、ポケモン、鬼滅……まあ、いろいろ種類あるよな。僕はどれと似ても似つかない。そりゃ僕が自分で描いているのだから、当然だ。だから彼らの脳内データベースにはないものを見せられるわけだ。良いと認識できるかどうかなんて、わからないよ。

だから「見たいなら見にきてもらう」以外にない。僕はInstagram、pixiv、Twitterに大量の絵をあげている。みてよくなければいいねしなければいい。RTしなければいい、反応しない、という手段を取れる。それはとてもお互いハッピーじゃん。君が反応しないことなんて、僕は知ったことじゃない。……あとで会ったときに言及しないでくれればね。

だけど目の前の相手の反応はダイレクトだ。普段それに慣れてないと、傷つく。慣れてるひとがそもそもいるのかわからないけど、僕は無理だ。同人誌即売会はその連続だけど、打席数はたくさんあるので、それほど傷つくことはない。30人通って、3人手にとってくれればいい。そういう心持ちだから。でも特定の1人を眼前に相手に絵をみてもらってポジティブな反応をもらうのは、本当に難しい。

「絵書いてるの? みせてみせて!」っていう強いキラキラした表情でやってきて、見せるとすごい無表情でさっとひいていく、そういう流れがハイパーつらいっていうことだ。他人に対して敬意を払わない人だよな。そういう人、僕は苦手。僕は大ヒットする漫画や映画を描きたいから、絵を描いているわけじゃないんだぜ。

だから、もし僕の絵がみたいなら、君がやることはこうだ。僕が絵や漫画を描いていることを知ったら、そこで見せろとは言わず、まずは家に帰ってTwitterかpixiv、Instagramを開こう。僕はそこで絵を描いている。なければアカウントを取ろう。検索をしてくれ。僕はたまに「#創作クラスタとつながりたい」みたいなタグで仲間探しをしているところが多い。神絵師が並ぶなか、僕の絵を見つけ出せる? 結構難易度たかいぜ。いいね100だの1000だの、やばい絵描きがいっぱいいるんだから、僕の絵を見る前に彼らの絵を見た方が目の保養にもなるよ。僕をみつけだせる? 僕は自分の写真をアイコンにしているわけでもなければ、本名で創作活動しているわけでもない。ノーヒントで探し出すのは至難の技だ。それでも僕をみつけたら、画像欄をずっと遡ればいい。仕事や友達の愚痴を書いてないから、君は安心して遡れるだろう。それで素敵だ、と思ったらそこでいいねやRTせずに、次に会ったときこう言ってくれ。「君の絵見たよ、素敵なんだね」。

HNやサイトにそこで言及したらダメだ。僕は昔それでとても嫌な思いをしてるから。インターネットでの創作活動、すごいデリケートだ。そのくらいわかってほしい。僕の友達ならインターネットに多少さわったことがあるはず。だろ。

このコンテクストをすっとばして絵に反応を与えられる人間はかなり限定的だ。そして理解を示せる人もあまり多くはない。作ってる人間の気持ちをわかるひとなんて、そうはいない。だからそういったものに理解がない大多数の人はその場で見せてくれという。そして見てその場で失望する。「こいつの絵、好きなものじゃないな。見せてくれって言っちまったけどさ、実は大したことなかったな。」ってね。君は取り繕うとするかもしれないが、その反応って顔に出てるんだよ。残念。君の表情に僕は傷ついているなんて、君は思いもしないだろ?

ただね、君が失望した絵を描くために努力している人間が目の前にいることを忘れてほしくない。それをわかってほしい。絵を褒めろと言っているんじゃない。目の前の人間が絵を描いていることに敬意を払ってほしい。ただそれだけだ。それができるなら、その場で見せろ、なんて無責任なことは言えないはずだ。そうだろ?

それでもその壁を取り払って僕の絵を見にいこうとするかどうかは、君次第だ。僕はいつでも君を歓迎するから。

これからも友達でいてくれよな。

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あやせしょうと読みます。全年齢向けの青年漫画と絵を描きます。お絵かきとおいしいご飯とプログラミングで生きています。同人イベントに出たり、Twitterやったり。
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