見出し画像

2023_2nd_week(1/9-1/15)

2023年2週目、1月も折り返し。今年の4%程を消化したようです。早い!

1/9(月)

成人の日。仕事初めの後に三連休というのはいい。ディモールト・ベネです。
締め切り間近の原稿を仕上げるためにPCと過ごす。書いた直後は会心の出来だオラオラオラオラと思っても、1日置いて見直すとまだまだ修行が足らないと感じる。多分一生そうなんだろうな。
しかし文章は書くことでしか上達しない面もあり、精進あるのみ。

おやつはシナボン。甘みの爆弾。脳にドーピングをしている気分。

1/10(火)

オーストラリア選手権個人タイムトライアル。女子は順当にグレース・ブラウン(FDJ・スエズ・フチュロスコープ)、男子は昨年のブエルタで大ブレイクしたジェイ・ヴァイン(UAEチームエミレーツ)。ロードレースチャンプのルーク・プラップ(イネオス・グレナディアーズ)はメカトラに泣きました。
勝利後の動画が大変良い感じ。大喜びの女性はパートナーさんでしょうか。

山岳に強いのは昨年のブエルタで証明済みで、TTもこれだけ強いとなれば総合系ライダーとして大化けしそう。流石ZWIFTアカデミー出身!
ただ、脚質がアルメイダ君とダダ被りなんですよね…現ロードレース界の覇王ポガチャルは安泰として、UAEは誰がどのレースにエースで出るんだ問題をどうするのか興味があります。
出たがっていたレースに別の選手を選んだ後とか、一体どういうコミュニケーション取ってるんでしょうか。普段はそこそこ大きな会社に勤めているサラリーマンなもので、選手のモチベーションのマネジメントとか、どうしているのか気になります。

1/11(水)

1/3(木)に行ったヴァロットン展をおかわり。毎月第2水曜日17時以降に限り利用できる1,200円のお得な「マジックアワーチケット」を使って仕事帰りに三菱一号美術館へ。4月から長期休暇なので、格好良い建物をもう一度見ておきたかったという気持ちもあります。

影が「2」になる仕掛け。作品以外の展示もお洒落。
木版画はシンプルでシニカルだけど、構図や色遣いに鋭さを感じる。天才。

ミュージアムカフェは銀行営業室として利用された場所。食事は、期待せずに行くと意外と美味しい(すみません) マジックアワーチケットを持っているとディナーセットがちょっとお得にいただけます。

たまらないレトロ感。天井が高くて贅沢。
パスタの盛りが大変良く、大食いの自分も大満足。ゴロゴロ入ったお肉が幸せだ。

ミュージアムショップでイギリスの作家エミリー・サットンのマグカップを購入。前回来た時に買おうか迷って買わなかったもの。マグカップいっぱいに駆ける犬が可愛すぎて、我慢できませんでした。

取っ手のところまで犬が走っている!

1/12(木)

突然だが、ヘアアクセサリー集めにはまっている。
コペンハーゲンのPicoというブランドが好きで、せっせと集めている。

3つ目のシュシュはオレンジ色をチョイス。櫛の使い勝手が意外と良い。

若い頃はこんなん派手かな~とか、人に何か言われたらどうしようとか、もじもじしていたが、年齢を重ね、基本人は他人のことは見ていないということがわかったので、心おきなく好きなものを付けている。

髪は肩まで伸びた。ショートカットからの移行期、家の中に見たことがない長い毛が落ちていて「ヒッ…何これ…もしや霊⁉」とビビっていた頃が懐かしい(夫に「あなたの髪ですよ…」と言われた)

1/13(金)

最近読んだこちらの記事に、良い意味で衝撃を受けた。
運動における努力には2つの方向性があり、1つは苦痛に耐えて力を絞り出すもの。もう1つは力みなく快適に強度を維持する感覚を探るもので、後者をトレーニングの基礎にしましょうという内容。もちろん苦痛に耐える練習も必要だが、基礎として快適に続けられる強度を探るのが大事だと説いている。「運動の効果は苦しさに比例する」と考えていた自分にとっては目から鱗だった。

ではその快適な強度はどんな水準だろうかと思ったら、こちらのtweetを発見。速度と快適さが両立するFTPの65-80%程度とのこと。

のんびりダラダラするか、やる気をだして急にキツめのトレーニングするか(そして腰や膝の痛みに襲われる)の両極端に振れていた自分、最近は上記の記事とtweetを参考にLSDの強度でzwiftを続けている。負荷は感じるが続けられるレベル。足腰も痛くならないし、終わった後に呆然とへたりこむことも、燃え尽きて翌日乗れないなんてこともない。

楽に遠くに行きたい、というのが自分の自転車ライフのテーマ。走行速度と時間が徐々にアップしていけばいいなと思っている。

1/14(土)

来月最初の週末に行われるシクロクロス世界選手権。毎年現地で取材をしているNBさんこと田辺信彦さんゲスト回のポッドキャストを聴く。小俣雄風太さん主催の「人文系サイクリングニュースレターArenberg」、人文系っていう言葉がいいよね~といつも思っている。

「参加するスポーツ」の日本とは違い、「観るスポーツ」であるためにコースがハードな欧州シクロクロス。鉛色の空、冷たく湿った土。選手たちの息遣いまで切り取るようなNBさんの写真は本当に素敵で、冬の雨の日に写真集を開いてはいつか現地に行きたいという気持ちを募らせている。

1/15(日)

図書館デー。バッグに本を詰めて帰る時間が幸せだ。朝から出かけたので、昼食は外で食べることにした。

近所の人気店の前を通ると、幸い待ち行列なし。レトロな店内で、これぞ喫茶店!というビジュアルと味のナポリタンを無心で頬張る。夫とシェアしたエビフライサンドがまた絶品で、一生これをサクサクしていたい…という欲望にかられた。

見てください、このザ・喫茶店のビジュアルを…

新刊コーナーで手に取った本を早速読んで、ああ自転車っていいなあと再認識。帰宅してせっせとzwiftを漕いだ。

あとがきには「ツール・ド・フランス、ツール・ド・フランス ファムの余韻に浸りながら」とあって、もう完璧でした。

私にとって自転車は唯一人並みにこなせる(と思っている)身体活動。
山あいのニュータウンに住んでいたので、高校に通うために毎日自転車で山を越えていた(本当に山を1つ越えていた)通学路にはえげつない激坂があって、そこを脚を付かずに登れるようになるのが高校時代の裏テーマだった。挑戦し続けて、3年生の時にようやく達成した。

それは数少ない運動の成功体験で、ゆえに強烈に心に残っている。ドッジボールでは真っ先に狙われ、リレーは抜かされるために走っていた、そんな自分が手に入れた小さなトロフィー。自転車なら、自転車だけは自分と一緒にいてくれる。私がロードバイクに乗り始めたのは、そういう事情がある。
その時の気持ちを思い出させてくれる本だった。

ちなみに激坂はマジで激坂で、帰省の際に車で通る度にミュール・ド・実家…と思っている。

今週読んだ本

  • ここじゃない世界に行きたかった(塩谷舞)

  • 臆病者の自転車生活(安達茉莉子)