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バーチャル ツール・ド・フランス on Zwift ※7/4暫定スタートリスト追加


夏の風物詩にして世界最大級のスポーツイベント、ツール・ド・フランス。
今年はコロナ禍により、8月29日から9月20日の日程へ延期となった。

当初予定されていた日程は6月27日から7月19日。本来のスケジュールの中で、バーチャルレースの開催が決定した。プラットフォームは世界中に多くのユーザーを持つZwift。
史上初のバーチャル ツール・ド・フランスが、7月4日より開幕する。

「ツールのない7月なんて7月じゃない」―ロードレースファンとしてもズイフターとしても見逃せないイベントである。イネオスからはツール王者の3人が出場予定だったり、マチューがグランツール初参戦(バーチャルだけど)など、ツールらしいスケール感ではないか。
このためにZwiftにはフランスの新ルートがいくつか追加されるというし、えっユルユルサイクリストの私もツールを走れちゃうの?シャンゼリゼでスプリントできちゃうの?マジで!

高鳴る胸を落ち着けて、自分のために鼻息荒く収集した情報を書き留めておく。
(随時更新します)

Zwift、ASO、チーム、放送局、慈善団体などが協力して「サイクリングを通じたモビリティのプロモーションとコロナ禍による社会的影響との戦いを世界中で行うというミッションを組み合わせた大きな連帯プロジェクト」として実施されるバーチャル ツール・ド・フランス。
ツール・ド・フランスを記念して行われるチャリティー活動「ツール・ド・フランス・ユナイテッド」の一環として開催されるチャリティーイベントという位置付けだ。なお5つのグローバル・チャリティー・パートナーへの支援を行うキャンペーンは、8月開催予定のリアル ツール・ド・フランス終了まで実施予定。

(1)概要

・初となる、男女とも同じコースを走るツール・ド・フランス。
全6ステージで構成される。
・1ステージあたりの競技時間は1時間程度。女子が先にスタートし、男子が続く。
・レースの模様は世界130ヶ国で配信予定。日本ではJ SPORTSにて全ステージリアルタイムで放送・配信予定。

・アマチュアサイクリストがプロ選手と同じコースを走る「エタップ・ドゥ・ツール」もバーチャルで同時開催。現時点ではバーチャル ツール・ド・フランスのコースはイベント限定となっている。

(2)日程・コース

7月4日から3週間に渡って週末に開催される。(土日×3週=6日間)

7月4日(土)第1ステージ:ニース(ワトピアのHilly Routeにニースのビジュアルを追加) 36.4km (9.1km×4周)丘陵
7月5日(日)第2ステージ:ニース(ワトピアのMoutain Routeにニースのビジュアルを追加) 29.5km 山岳
7月11日(土)第3ステージ:フランス(新ルート・R.G.V. Route ) 48㎞ 平坦 
7月12日(日)第4ステージ:フランス(新ルート・Casse-Pattes Route) 45.8km(22.9km×2周)丘陵
7月18日(土)第5ステージ:モン・ヴァントゥー(新ルート・Ven-Top Route※) 22.9km 山岳・クイーンステージ
7月19日(日)第6ステージ:パリ(新ルート・Paris Champs-Elysées Route) 42.8km(シャンゼリゼ6周回)平坦
※プロレースは中腹のシャレー・レイナードでフィニッシュするが、アマチュアサイクリスト向けのエタップ・ドゥ・ツールではモン・ヴァントゥー山頂まで走行可能。

(3)参加チーム(カッコ内は出場が決定している有力選手)

【男子】※WTはモビスター、UAEチームエミレーツ以外全チームが参加。
・AG2Rラモンディアール(バルデ)
・チーム アルケア・サムシック(キンタナ、バルギル)
・アルペシン・フェニックス(ファンデルプール)
・アスタナ
・B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト
・バーレーン・マクラーレン
・ボーラ・ハンスグローエ
・CCCチーム(ファンアーヴェルマート)
・コフィディス
・サーカス・ワンティゴベール
・ドゥクーニンク・クイックステップ(アラフィリップ)
・EFプロサイクリング
・グルパマFDJ
・イスラエル・スタートアップネイション
・チーム イネオス(ベルナル、トーマス、フルーム)
・チーム ユンボ・ヴィズマ
・ロット・スーダル
・ミッチェルトン・スコット
・NTTプロサイクリング
・ラリーサイクリング
・チーム サンウェブ
・トタル・ディレクトエネルジー
・トレック・セガフレード(ポート、ピーダスン)

【女子】
・アレ・BTCリュブリャナ
・チームアルケア
・ブールス・ドルマンス
・キャニオン・スラム
・CCC・リブ
・セラティジット – WNT プロサイクリング
・ドロップス
・FDJヌーヴェル・アキテーヌ・フチュロスコープ
・ロット・スーダル
・パークホテル・ファルケンブルフ
・ラリーサイクリング
・ティブコ・シリコンバレーバンク
・トレック・セガフレード
・トゥエンティ20 プロサイクリング
・チーム サンウェブ
・ヴァルカル トラベルアンドサービス

(4)スタートリスト(男子のみ)

2020年7月3日15時30分時点で下記webページに掲載されていた暫定スタートリストより作成しております。

(5)ルール

1チーム4名で参加。
ツアー・フォー・オールと同じくチーム対抗戦。ステージフィニッシュ、山岳、スプリント地点でポイントを争う。
・リアルと同様、総合山岳ポイント(スプリント)ヤングライダー、そして敢闘賞が設定されている。敢闘賞以外はマイヨジョーヌ等のスペシャルジャージが用意されており、それぞれのカテゴリで首位のチームがキャプテンとして指名した選手が着用する。全てのカテゴリのポイントが合計され、チーム順位が決定する。

 (総合)
  ステージ上位25位までの選手にポイントが与えられる。
  1位は50ポイント。
 (山岳・ポイント)
  設定地点でポイントが与えられる。
 (ヤングライダー)
  各チーム最低1名加入必須となる25歳以下の選手で争われる。
  ポイントを獲得できるのは1チームにつき1名のみ。
 (敢闘賞)
  ステージ毎に3名がポイントを獲得。

※Zwiftの特性であるドラフティングはおそらく適用されると思われる。
※ツアー・フォー・オールで登場し猛威を振るったアイテムもおそらく利用可能になると思われるが、詳細はまだアナウンスされていない。
※あくまでもチャリティーイベントなので、実施するのはレース前の体重と機材確認のみのようです。

(6)参考記事など

※2020/7/4 14:05更新