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尊厳

先日、友人がいつも読んでいるブログに素敵なことが書いてあったのでとシェアしてくれました。

その中に偶然にも大好きな茨木のり子さんの詩が引用されていて、心に刺さりました。

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ            『自分の感受性くらい 茨木のり子』


最近ひどく感情を揺さぶられることがあり、大切なことを忘れていたんですよね。。。尊厳を守るということを。

画像は近所にある大きな木の下で子ども達と一緒に拾った無患子、別名ソープナッツとういう実。

皮のほうは水でこすると石鹸のように泡立ち、中の黒い種は子ども達の病気や無事を願うとういう意味があるそうです。昔は羽子板の玉につかわれていて、こすると自分の手の中でぴかぴかになっていきます。

胡桃のような模様を纏った実を太陽にかざすと、琥珀色の輝きが一層美しく黒い玉が僅かにゆれてやさしい音がします。

春には、子ども達の笑顔のなかで、羽子板の玉のように青い空に向かって飛んでいたい、そして心を磨いてゆきたいとおもうのです。



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