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結婚式の話〜白無垢ならぬ“色無垢”編〜

こんにちは。

フルタイムで医療事務の仕事と主婦業をしながら、自分のニットブランドを立ち上げた(立ち上げようとしている)27歳です。

※ブランドを始めるようになった経緯はこちら


前回の記事で、結婚式で着用したドレスについてお話ししました。

noteで記事を書くようになってからはじめていいねが20個を超えました。
みなさまありがとうございます。


今日は、披露宴のお色直しについて書こうかと思います。

結婚式のお色直しはいろんなパターンがあり、

■和装:
色打ち掛け・引き振袖
■ドレス:
カラードレス

が主流ですが、最近の花嫁さんを見ていると白→白のお色直し(?)も多い印象です。
どうしても着たいウェディングドレスが2着あって絞れなかった、とか、ドレスも白無垢も着たかったとか。


わたしはというと、最高のウェディングドレスからわざわざ着替えるからにはドレスと同じくらい気品があって敷居の高いものを着用したいという思いがありました。要は、「お嫁さん感」を失いたくなかった。

カラードレスにも色々と素敵なものがあったのですが、ウェディングドレスと比較するどうしてもヴァイオリンの演奏会の衣装に見えてしまったり。(カラードレスが云々ではなく、お色直しにおけるわたしのイメージに合わなかったという感じです)

そこで、お色直しは和装に決めました。
夫も、純日本男児!な顔立ちで和服が似合うのでちょうどよかった(笑)


和装のお色直しには色打ち掛けと引き振袖があります。
引き振袖は後ろから見た時に帯が見えて可愛いしおそらく値段も少し抑えられるのですが、わたしは打ち掛けを羽織った時に背中が四角く盛り上がる(中に帯があるため)のが好きで、色打ち掛けで探しました。

予算のことを考えて(ドレスで結構かかってしまった)、式場提携のショップを回りました。


ちょっとかわいいけど模様があんまり…の顔
事前に「ブルベ夏カラーがいい」と伝えておいたのに、何故これが出てくる…?の顔


基本的にピンク系で探していましたが、ピンとくるものが無く…
柄がプリントされているものは安っぽいし、かと言って刺繍されているものは重厚感がありすぎて顔に合わない。

しかも素材が基本化学繊維。

花嫁なんだから何がなんでも正絹が着たい。

しかし提携先に置いてある打ち掛けに正絹素材はあまりありませんでした。

可愛かったけど、ぜーんぜん似合わなかったやつ。


白無垢も一応試着。


白無垢だったらあるとのことで、いくつか着てみたところ候補に上がったものがありました。
化繊だったけど…光沢が綺麗な生地だったので、もうこれでいいかなとも少し思ったのですが…



普段はサクサクと物事を決める方なので、そろそろ決めちゃいたいと思っていたとき、

「花嫁専門の着物店」

とうたうお店をたまたまインスタで見かけました。
ネットの写真もかなりおしゃれで、着物も素敵なものばかり。

多分高いだろうな〜と思いましたが、見るのはタダ!
母に付き添ってもらい試着に行きました。


「cucuru」というそのお店は、カウンターの下に色とりどりの草履がずらりと並んでいて、ディスプレイや照明もかなりおしゃれでした。

早速、サイトを見て気になっていた色打ち掛けをいくつか試着。
デザインも素敵だし、全て正絹で作っているとのこと。
提携先では1パターンしかなかった箱せこや重ね襟、帯揚げや草履といった小物類、掛下なんかもたくさんの色・種類の中から全部好きに選べて、追加料金はゼロ。

着物ってたくさん重ね着をするし小物も多い分その組み合わせを考えるのが楽しいので、好きに選べるというのは最高でした。




淡いカラーでいくつか試着しましたが、今ひとつ「これ!」というものがありませんでした。

「ピンク系が着たくて色打掛にしたけど、そもそも打掛って豪華だから顔が負けてしまうんですよね。やっぱり白無垢がいいのかなぁ」

と、スタイリストさんにぼやいたら、
「こちらはいかがでしょうか」
と引き出しを開けました。


淡いパステルカラーの、ピンクの打ち掛け。

派手な刺繍は無く安っぽいプリントでもなく、織りで模様をつけたその打掛は、正絹のツヤツヤした素材感が際立っていました。


「白無垢にほんのり色をのせた、「色無垢」です」


探していたのはまさにこれだ!と思いました。

白無垢だと白→白でつまらない。
色打掛は派手すぎる。


白無垢と色打掛の中間があればいいのに…

そんなわたしのニーズにぴったりはまりました!


その後はぽんぽんとコーディネートを決めていきました。




全体を淡いピンク×緑でまとめました。
結婚式が5月だったので新緑のイメージ。

重ね襟ひとつでがらりと印象が変わるから着物ってふしぎです。

掛下は淡いピンクに、金の糸で織り模様が入っています。
懐剣・箱せこはそれに合わせて、白地に金の刺繍が入ったもの。
草履も掛下と同じ素材で作られたものにしました。


夫の袴もわたしのコーディネートに合わせて緑に♡





つるんとまとめたシニヨンに、和装の王道・胡蝶蘭を飾りました。


ウェディングドレスと同じくらい、大満足のお色直しになりました。



ペールトーンでまとまった可愛らしい披露宴会場にもしっくり。

花嫁衣装は妥協したくなかったので、素敵なものが見つかって本当に良かったと思います。


ちなみに「色無垢」のお値段ですが、一般的な白無垢とほぼ同じくらいだったと思います。
ただ小物変更などの追加料金が一切無かったので、それを考えるとコスパ◎かも。


和装を検討するプレ花さんに、胸を張っておススメできるショップです。


ちなみに職場の先輩から聞いた話。
「成人式で着る振袖の色と、結婚式のお色直しで着る衣装の色は同じなんだって」

わたしは成人式は母の着物(ピンク・紫に緑)でしたが、後撮りの際自分で選んだ着物は淡いインク色でした。
人間無意識に、ここぞというときは自分の一番好きな色を選ぶのでしょうか。
みなさんはどうでしたか?♡コメントで教えてくださると嬉しいです。

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