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イタリア旅行2日目 ピサ&サンミニアート

2019年10月1日から11月4日まで、イタリア北西部のスイス国境に近い町「コモ(Como)」に住む妹を訪ねて旅行しています。

イタリア旅行1日目のnoteはこちら↓

少し間が開いてしまいましたが、今日はその続きの2日めのnoteを。

DAY2

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イタリア旅行2日は、朝9時ころにコモにある妹の家を車で出発し、有名な「ピサの斜塔」があるトスカーナ州ピサ県へと向かいました。

イタリアを車で旅するときの豆知識なのですが、外から見える車内(座席の上や足元)にバッグやスーツケースなどを置きっぱなしにして車から離れるのは極力避けた方が良いとのこと。例え中身が空っぽだったとしても、バッグやスーツケースがあると、悪い人が「何か入っているかもしれないから窓ガラスを割ってみよう」と思うらしいです。

何も盗まれるようなものがなくても、窓ガラスを割られるだけで大損害なので、気をつけましょう。あと、出先の駐車場で車の後部トランクを開け閉めするのも、それをどこからか見ていて、自分たちが車を離れた隙に車をこじ開けようとする可能性があるので、朝出発するときにはなるべくトランクを開けずに済むように荷物を分けておくと良いそうです。

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さて、話が脱線しましたが、コモを出発し数時間後にピサに到着しました。

今回はちょっとナビの設定をミスしてしまったようで、パルマ経由の高速道路でびゅーんと来れば良かったのに、なぜかくねくねした山道を通ってきてしまい、少し余分に時間がかかり、予定より遅い到着となりました。

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「ピサの斜塔」と言われるように、斜塔ばかりが有名ですが、実際には3つの建物が並んでおり、上写真が洗礼堂(バッティステロ) Battistero。

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中央にあるのがドゥオーモ(大聖堂)。ピサ・ロマネスク様式の壮大な聖堂で、1068年から50年の歳月をかけて建てられたそう。柱列の並ぶ白大理石の大伽藍が美麗。入口のボナンノ・ピサーノの扉はイタリア・ロマネスク彫刻の代表作と言われているそうです。

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ピサの斜塔(鐘楼) Torre Pendente(Campanile)は、1173年の建築当時から地盤沈下のため毎年傾斜し続けていることで有名な塔。手すりもない傾いた塔を、293段の階段で屋上まで上がるとピサの風景が見渡せます。

私はジェットコースターはだめなくせに高いところが好きで、旅先では可能であれば高い塔に上りたい派。ピサの斜塔もぜひ上ってみたかったのですが、斜塔に上りたい人の列が予想以上に長く、断念・・・・・・。

それならせめてドゥオーモか洗礼堂の中を見学したいと思ったのですが、建物の順番待ちの列も長い上、その入館待ちの列につくためにチケット売り場に並んでチケットを買う必要があるとのことで、そもそも到着が遅れている私たちには時間がありませんでした。

(あとで気づいたのですが、この日、イタリアは祝日でした・・・。だからこんなに混んでいたのか!)

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でも、まぁ、ピサの斜塔は見られたので、満足です! 次に来ることがあれば、今度はゆっくり中も見学してみたいと思っています。

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さて、ピサの斜塔を後にし、車で東に1時間ほど走って、トスカーナ州ピサ県サンミニアートへ。サンミニアートはぶどう畑が点在する田舎町で、この日はここに泊まります。

イタリア中部のトスカーナ州には、家族で農業を営みながら観光客の受け入れをする「アグリツーリズモ(農業観光)」と呼ばれる宿泊施設が多く存在しており、この日泊まった「アグリツーリズモ・ビタルバ(Agriturismo Vitalba)」もそんな施設のひとつ。

オーナー夫妻がワイン用のぶどう作りなどの農業のかたわら、旅行者の宿泊受け入れをしています。

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今回泊まった「デュプレックス 2ベッドルーム アパートメント」は、1階にキッチンを備えたリビングルーム、2階にベッドルーム2つとバスルームのあるお部屋で、4人まで宿泊できます。食器や調理器具もあるので、食材を買ってくれば簡単な自炊も可能です。

敷地内には、猫、犬、ロバ、鶏がいて、動物好きな人も楽しめそう。

私たちが宿泊したときには、一週間ここに滞在しているという子連れのファミリーがいました。ゆっくりと散策したり、動物とふれあったり、時には日帰りでフィレンツェまで足を伸ばしたり・・・。そんなゆったりした旅をしたいなら、アグリツーリズモが向いているのではないでしょうか。

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今回は冬だったので利用できませんでしたが、夏場は敷地内のプールで水遊びもできるとのこと。そのほか、自転車ツアー、ウォーキングツアー、料理教室、乗馬、釣りなどのアクティビティも有料で対応可能だそうです。

今回はピサ→フィレンツェへの移動時に1泊しただけで、滞在時間も短かったのですが、アグリツーリズモは(できれば)数泊してのんびりトスカーナの田舎暮らし体験をするほうが楽しい気がしました。

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さて、アグリツーリズモ・ビタルバにチェックインを済ませたあとは、その近くにある「アグリソーレ(AGRISOLE)」というワイナリーへ。事前にワイナリー見学&ワインテイスティングのツアー(20ユーロ)に申し込んであったのです。

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ここ、アグリソーレ(AGRISOLE)はぶどう畑とオリーブ畑を所有し、家族でワインづくりとオリーブオイルづくりを行っている家族経営の農家です。

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ぶどう畑とオリーブ畑を見せてもらい、高低差や日当たりを考えて種類を分けて植えていることや、接ぎ木のこと、品種のことを教えてもらいました。

(通常は、外国人の場合は英語を話す息子さんが英語で案内をしてくれるそうですが、あいにくこの日は不在だったため、ワイナリーのお母さんがイタリア語で説明したことを、私の妹が日本語に訳してくれる、という形で話を聞きました。訪問される場合は、英語対応希望と伝えておきましょう。)

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その後はワインづくりを行っている建物の中で、タンクや樽、ボトリングする機械やラベリングする機械を見せてもらいました。大量生産とは異なり、手作業で地道な作業を行うワインづくりの様子がよくわかりました。

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こちらの赤ワインは、値段も9ユーロと手頃で好みの味わいだったので、1本お土産に買いました。

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今回ワインテイスティングをしたのは上の8種類+オリーブオイル。私はそんなにお酒が強くないので、最後のほうは「もうほんの少しで・・・」という感じになってしまっていましたが、味の違いを感じながら飲み比べをするワインテイスティングは、ワイン好きの方ならきっと楽しいと思います!

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このワイナリー「アグリソーレ」のウェブサイト(英語)はこちら

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ワイナリーツアーを終えた後は(泊まる宿にレストランはないため)、近くで食事のできるレストランを探して夕食を。

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シンプルなピッツァマルゲリータは5ユーロくらい。

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海老やイカ、ムール貝をトマトスープで煮込んだ料理は、素朴で滋味あふれる美味しさでした。

翌日はサンミニアートを出て、トスカーナ州の州都、フィレンツェへ向かいます。続きはまた。

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