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イタリア旅行3日目 フィレンツェ街歩き

2019年10月1日から11月4日まで、イタリア北西部のスイス国境に近い町「コモ(Como)」に住む妹を訪ねて旅行してきました。

イタリア旅行1日目のnoteはこちら↓

イタリア旅行2日目のnoteはこちら↓

2日めはイタリア中部トスカーナ州のピサとフィレンツェのちょうど中間くらい(どちらからも車で1時間ほど)に位置するサンミニアートに泊まりました。

3日目はサンミニアートを出発し、トスカーナ州の州都フィレンツェへ!

DAY3

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サンミニアートを車で出て東へ向かうこと約1時間、フィレンツェに到着しました。フィレンツェは車の乗り入れが厳しく「居住者はここまで車で入っていいけど、非居住者はダメ」というようなルールが定められているため、中心地から少し離れた場所に車を止め、歩いて中心部へ向かいました。

「ちょっとカプチーノでも飲もうか」と目についたカフェに入ったら、妹の住むコモとは比べものにならないくらい高い値段設定で、妹が「しまった、観光地ってこと忘れて、通り沿いのカフェに入っちゃった~」と。

妹の住むコモではカプチーノ1杯が1.5ユーロくらいなのに、ここは4.5ユーロくらいしていました。ちなみに、イタリアのバルでは立ち飲みと座って飲むのでは値段が変わるのですが、ここは座って飲む料金がかなり高く設定されていたとのこと。観光地フィレンツェでは、大通り沿いのカフェより、細い路地にあるカフェとかのほうが良心的な価格のことが多いようです。

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その後、泊まる予定のアパートメントへ荷物を置きに行きました。チェックイン時間よりは早かったのですが、個人経営のアパートメントのためか、柔軟に対応してもらえてホッ。

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今回泊まったのは、「サント・スピリト聖堂(Basilica di Santo Spirito)」のすぐ近くにある「カーザ・ラウラ&ドゥッチョ(Casa Laura&Duccio)」という、一日一組限定のワンフロアのみのアパートメントです。

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1600年ごろに建てられた古い建物の2階に位置し、リビングルーム、ベッドルーム、バスルーム、キッチンがあり、リビングのソファベッドを使用すれば最大で5名まで宿泊できます。

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キッチンには調理器具や食器があり、ダイニングテーブルも備わっているので、メルカート(市場)で食材とワインを買ってきて部屋で食べる、なんてのも良さそうです。

とりあえず、チェックインを済ませ、荷物を置いて、フィレンツェの街歩きに出かけます。

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アパートメントの前にあるサント・スピリト広場。昼間は野菜などを売るお店がでていまいした。

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サント・スピリト聖堂。アパートメントの窓からも見えました。

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アルノ川にかかるヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)を渡って、フィレンツェの観光地のど真ん中へ。ヴェッキオ橋には貴金属や宝飾品を扱うお店がずらりと並んでいました。

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この日はあいにくのお天気でしたが、ヴェッキオ橋 からトリニテ橋を望んでの夕焼けはフィレンツェ随一の絶景ポイントだそうなので、これから行く方は見てみてください。

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有名なウフィッツィ美術館の前。ものすごい行列ができていました。翌日が11月の第一日曜日で入館無料デーだったので、翌日来ることに。

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ヴェッキオ宮はかつてのフィレンツェ共和国政庁舎。94メートルの棟を擁する力強く優美なゴシック建築で、建物入口には町の紋章を持つフィレンツェの獅子像Marzocco (マルゾッコ)が飾られています。

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三連休の真ん中の土曜日ということもあってか、広場はすごい人・人・人!

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フィレンツェのシンボル、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)は、ドゥオーモ(大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の3つの建築物からなります。

ドゥオーモ(上写真)はかつてのフィレンツェ共和国の宗教の中心。白・ピンク・グリーンの大理石の幾何学模様が美しいです。

これは色を塗っているのではなく、それぞれ産地のことなる白い大理石・ピンクの大理石・グリーンの大理石を運んで作ったのだそう。1296年から172年間かけて建てられたと言います。

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ブルネッキが設計したクーポラ(茶色い半球状の屋根のような部分)の中にはヴェザーリやその弟子たちによるフレスコ画『最後の審判』があります。

また、464段の階段を上がってクーポラの上に上がるとフィレンツェの町並みを一望できるそうです。(が、予約が必要だそうで、この日にスマホからチェックしたところ、最短でも翌々日の枠しか空いていませんでした。)

お昼時になったので、フィレンツェの中央市場(メルカート)へ行き、ご飯を食べることに。

メルカートの一階にある立ち食いの生パスタ屋さんで、フンギポルチー二(ポルチーニ茸)のタリアテッレ(平麺パスタ)、スパゲティトマトソース、じゃが芋ペースト入りのトルテッリーニの胡桃ソースを注文。

ゆでたてモチモチのパスタ、とっても美味しかったです♪

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お腹が膨れた後は、散策しつつ、ドゥオーモ前に戻ってきました。

先ほどと変わらず長い行列ができていましたが、せっかくフィレンツェに来たからには入ってみたい、『最後の審判』もこの目で見たい・・・!と思い、意を決して長蛇の列に並ぶことに。

この行列を撮るために初めてタイムラプスを使いました(笑)

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夕方近かったので、並んでいる途中で「今日はここまで」と打ち切られてしまったらどうしようと不安でしたが、1時間40分並んで、やっと入ることができました!

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クーポラの中に描かれたフレスコ画『最後の審判』。顔を上に向け、口をあんぐりとあけて、首が痛くなるまで、ただただ見入ってしまいました。

昔、教科書で見たことがある気がするけれど、実物はやっぱり圧倒的です。それにしても、昔の人たち、どうやってあんなとこに描いたんだろう・・・

ドゥオーモを見学した後ももう少し夕方のフィレンツェの街をぶらぶら散策して、ジェラートを食べつつ、アパートメントへ。

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夕食はアパートメントの近くにあるトラットリア(レストランよりカジュアルな飲食店)へ行きました。

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筒状の太いパスタとあさりのジェノベーゼソース。バジルの風味が濃厚で、あさりの旨みもしっかり出ていて、おいしい!

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アスパラガスのリゾット。イタリアといえばパスタとピザ!だけど、お米の料理も美味しいです。

リゾットとおかゆって全然違いますよね。どっちも好きだけど、イタリアの気候にはしゃっきり感が残ったリゾットがよく合う気がします。

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生肉のタルタル。上に載っている白っぽいのは、確かフェンネル。赤ワインに良く合いました。どれもおいしい~!

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3人で料理とワインを頼んで、値段は70ユーロくらい。ご馳走様でした!

たくさん歩いたのと、ワインの酔いもほどよくまわって、この日はアパートメントに戻って就寝。明日の午前中はウフィッツィ美術館に行く予定です。

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