たかがセックスしたくらいで関係性が変わってしまうことについての現状の考えとその対応策を書いてみる
どうしても行為後は関係性は変化してしまう
もう時間もそれなりに経過したから書いていいかなと思うんだけど、わたしはOL時代に同じ社内の人と10人程度関係を持った。いやもっとかな?
その後、社内で会った後の反応もそれぞれだった。
・明らかに社内で気まずそうにしてくる人
・しれっと社内メールで次のデートの連絡をしてくる人
・明らかに接点を減らしてくる人
・他の社員の見えないところで親しげな視線を送ってくる人
いろんな人がいたけれど、共通して言えるのは関係性がセックス前と変化してしまうことだった。これが、プラス方向への変化ならまだ良いのだけれど、大体はマイナス方向への変化だった。
いつでもヤレる要員だとみなされたり、急にちゃんづけ、もしくは、呼び捨てしてきたり。そうやって従属関係において優位に立とうとする人がいる一方で、逆の反応を見せる人たちもいた。
後悔が顔面から漏れ出て、同意の上での行為なのに、わたしを加害者扱いするように距離を置いてくる人も半分くらいいた。(後悔するくらいならしなきゃいいのに。)
自分の中での意識の変化
ただ、それはわたしもおんなじだった。一回寝てしまうと、どのくらいの距離感でいればいいのか迷子になる。
身内という感覚は芽生えるが恋人でもなくて、強いて言えば「あんな顔も見てしまった」=秘密の共有者というところだろうか。共犯者が秘密を漏らすリスクに耐えられない人はきっと距離を置いていったのだろう。
馴れ合いの意識も生まれた。これはお仕事的にはあんまりよろしくない。阿吽の呼吸で仕事がうまくいくというパターンもあったが、どちらかというと俺らの関係だからいいじゃーんと、甘えられることもあった。これ仕事において毒しかないやつだよ。
セックス後、1mmも関係性が変わらなかった先輩
そんな中で、何も変わらない人というのがいた。
そもそも親しくしていた先輩だったので、ある社員と寝た話をしたら、「それなら俺とも寝れるってこと?」という割と最低な誘い方ではあったけれど、その先輩の芯のある様子や仕事中の品のある振る舞いに憧れていた部分もあってOKした。
その人は本当にその前後で変わらなくて、かなりレアだった。既婚者で家族も大切にしているようだったが、何度か隙をみて一緒の時を過ごした。
家族が実家に帰ってるとかで、羽を伸ばせる夜にホテルでことに及ぼうとしていたら、相手の気まぐれが起きて、気分が乗らないからやめようとなった。
それで深夜のボーリング場でボーリングを楽しんだ。その後、わたしの誕生日が近いこともあってドンキで香水を買ってくれた。
時間帯的にそれくらいしかお店がやっていなかったこともあったが、それでも嬉しかった。香水が好きな人だった。かといって選んでくれるわけでもなく「好きなやつを買ってやるから、選べ」というスタイルだった。
たまに仕事の相談もしたりして、すごく絶妙な距離感を保って、すごくいい関係だと思っていた。後腐れというのが本当になかった。ある意味でリスク管理が徹底されていたんだろう。仕事もできる人だった。その先輩は他社に転職することになり、その後は連絡を取っていない。
やっぱりセックスは関係を変えてしまうから
その先輩との関係がすごくマチュアな(成熟した)ものだと知ったのは、それからしばらくしてだった。わたしが幾つになっても幾つの男でも、大概セックスを境に関係が変わってしまう。
本人は全く変わっていないと思っているかもしれないけれど、染み出す所有感とか、甘えとか緩んでしまったテンションとかそういうものを、わたしは敏感に感じ取ってしまう。たかがセックスしたくらいでねぇ。
もちろん、パートナーになることをお互い望んでいて、甘えとか所有感とか許しあえるような関係だったらいいと思うんだけど、その辺りの感覚を話し合える恋人たちは一体どのくらいいるんだろうか。そんなマイ恋人候補な猛者がいたら名乗りをあげてくださいね。
現状の対応策で今考えていること
だからね、最近は人としてすごく好きで、この関係を保ちたいなと思う相手とは、容易にセックスしないほうが自分にとっていいのかなって思っているところ。
とっても好きだし、もっと深く仲良くなりたいし、この人としたら素敵だろうなと思ったりしても、この緊張感を保って、馴れ合うことなく一緒にいたいと思ったら、グッと誘うの我慢しよう。そうやってセックス以外の関係性の深め方を模索しているところ。
いつも温かいご支援をありがとうございます💕サポートしたいと思われるような文章をこれからも綴っていきます✨