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ノッカリーとサルサル、わたしらしく生きるときに遭遇するモンスターたち

春、芽吹きの季節。新天地、新しい人間関係が始まる人も多い時期。
そうではなくても、人は常に変容を遂げていく興味深い存在。

”わたしらしく生きる”を胸に掲げて、一歩踏み出したときに遭遇しやすいモンスターたちを今日は紹介するね。

応援するふりしてくるノッカリー

ノッカリーは最初いい人の顔してる。すごいね、センスが抜群だね、どうしてそんなことまでわかるの?とスタンディングオベーションしながら近づいてくる。

提供する商品やセッションをコンプリートするかの如く全部申し込んだり、SNS上でも全ての発信にコメントを付けてきたりと積極的なモンスター。

でも、ノッカリーの目的はあなたを応援することじゃない。ノッカリー自身が気づいていないこともあるけれど、”影響力のあるあなた”の恩恵を受けることが最大の目的。あなたという虎の威を借りたいきつねさんなのだ。コン!

あなたに早くから注目していた自分、あなたのあらゆるサービスを受けてきた自分、あなたの良さをアピールして回る自分、あなたを応援している自分、その自分が好きなんよ、ノッカリーはね、結局自分が好きなの。

そして、あなたを応援してる間、ノッカリーは自分の課題に向き合わなくて済む。やりたいこと、やらないといけないこと、そこから目を逸らせる。だってあなたを応援してるって大義名分が立つからね。

ノッカリーの一番厄介な最終形態は、あなたのタイムラインや、あなたが作る場を乱す”しれっとバイオレンスモード”になること。まるで自分の家のように居座って荒らして去っていく。(でもノッカリーに自覚はない、だって応援の一環だと思ってるから)

こっちは頼んでもないのに、なぜか自分は優遇されて当然の存在とノッカリーは思い上がってしまう。もう一度言う、こっちは頼んでいないのだよん。勝手にやって、勝手に期待して、勝手に残念がらないでおくれよノッカリー。自分の道をお行きよ、ノッカリー。


嫌な後味を残していくサルサル

サルサルとはほんの少し前まで仲良く遊んでいた人々が変異したモンスター。自分の内面を開示したり、これまでとは違う発信をし出したあなたに対し、戸惑いを感じてサルサルに変異する。

久々に会えば、「なんか最近はりきってるよね?」「ちょっとキャラじゃないよね?」「変な宗教とか啓発サークルとか入ってない?」など心配を装ったりからかったりと言葉の横槍で串刺しにしようとしてくるサルサル。

これまでと同じ距離感であなたが接しようとしても、サルサルはあなたの変容に戸惑い、受け入れられず、会うのをやめたり、返信をしなくなったりする。

でもこれは別に悲しいことじゃない。中華料理食べたい人とピザ食べたい人が一緒にいたら、どっちかが我慢しないといけない。我慢しなきゃいけない相手といるのはしんどい。同じように中華料理食べたい人と一緒にいたほうが心地よい。

中華料理が悪くてピザが良いってわけでもない。それぞれが自分の心地よい場所で心地よい人と繋がっていられる、それが互いに許しあえるのが優しい世界だよね。

だから、前は楽しかったのに今はあの友達に会いたいと思わないことを自分自身が薄情になったと責める必要もない。至極当然のこと。人は変わりゆくし、それが自然。

前は仲良しで、今は微妙な距離感でも、また数年後に再会することもあるし、今後一切交わらないことがお互いにとって最善なこともある。サルサル、どうかお元気で、幸せにな!

わたしも元ノッカリーで元サルサル

こんなにもノッカリーやサルサルのことがわかるのは、かつてわたしもノッカリーやサルサルだったことがあるから。

急に意識の高い発信をし出した知人や、個人セッション何万とタイムラインに書き出した友達をそっとミュートしたり、オンラインサロンでトップの人に気に入られようとしたり、新しいコミュニティで発言力のある人と仲良くなろうとしたり、いっぱいノッカリーとサルサルをやってきた。いっぱい迷惑かけたし傷つけてきた。

きっと誰もが多かれ少なかれ、ノッカリーやサルサルに変異したり、予備軍だったりする。でも、気付けたらその瞬間戻ることが出来る。

さぁ、この瞬間から”なりたいわたし”になっちゃおうぜ。
さよなら、ノッカリーとサルサル!!



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