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母のこと

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津軽人のちゃかしでもつけ、母と言う人を、自分の力で描き出してみたいと思う。
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#毎日投稿

【ショートショート】お返し断捨離(ノンフィクション)✧♡

 働くようになってから、実家に帰ると、そこかしこにあふれているどうしようもないものを片付…

あやのん
5か月前
69

布団の思い出✧♡

 布団から思い出すことは、母の準備してくれた重い冬の布団である。  冬が来ると、母は重い…

あやのん
6か月前
70

本を書く✧♡

 父自身の本、父について書かれた本、まとめて4冊が家にあった。  1冊はある青年が出版した…

あやのん
7か月前
77

月夜の想い出

 小学生の頃、今日はお月見だ!と学校から帰った後、すすきを取りに出かけた。あてがあったの…

あやのん
10か月前
39

雪の降る青森に来て、観て✧♡③

 2022年12月、奈良君の誕生会が弘前市で行われると言う。  同級生がやっているスナックで、…

あやのん
10か月前
55

田辺聖子の万葉散歩②

 さて、後編は、特にココロ動いた好きな歌を並べてみたい。  この歌はドラマチックでおかし…

あやのん
9か月前
38

大鍋の季節✧♡

 母からもらったアルミの大鍋がうちにある。  母は公(おおやけ⇒本家?)の家の娘で、いつも家には下働きの若い者が数人いた大家族であった。  だから、父のいない母と姉と私の、たった3人家族であるのに、いつも大きなアルミ鍋いっぱいの何かを作った。  それはシチューだったり、カレーだったり、おでんだったりした。  3人家族に、その量はないでしょ?と子供心ながらに思っていた。  おかげで、飽きるほど、それを連日食べることになる。  うちが3人家族であること、母は気づいてくれ