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万引き家族 感想文

タイトルだけ見ると万引きする悪い家族の物語に感じられるが、実際に観てみると愛に飢えた人たちが家族を装う話だと思った。

各自それぞれの事情があり家族を装い、
仕事をしながら時には万引きをして生計を立てている、いわゆる普通とは言えない家族。
でもそこには当人達にしか分からない絆や愛情がきっとあったと思う。同じ家に住んで同じご飯を食べて今日あったことを話す。血の繋がりはないが、かと言ってただの同居人でもない立派な家族のように見えていた。

子どもたちは2人とも誘拐されてきたが、
最終的に男の子の方は施設に預けられ、女の子は血縁関係のある家族の元へ帰っていった。男の子は最後にわざと捕まったと言っていたが、それはこのままではダメだと感じた彼自身の成長の証かもしれない。
結局彼らにとってあの家族と共に過ごしたことはよかったのか分からないが、一緒に過ごした時間を大切にしてほしいと思った。

ちなみに、割とこの映画のなかで好きだったのは家の小道具とかセット。本物のおばあちゃん家のようで懐かしい雰囲気を出しているなと感じ  おばあちゃんに会いたくなった。


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